シマンテック:「我々の技術で次世代のデータ保護への移行を支援する」

大川淳 2008年10月17日 08時00分

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 企業が扱わなければならないデータは、年を経るごとに驚異的な速度で増大を続けている。そのため、企業はこれらのデータの保存と保護を、効率的に拡張できるソリューションを求めている。

 こうした需要に応えるべく、シマンテックはデータ保護のための技術と製品群の整備、強化に努めている。その中核を担うのは、買収したベリタスソフトウェアの「Veritas NetBackup」プラットフォームだ。

 Symantecのバイスプレジデントで、プロダクトマネジメント&エマージングプロダクツ データプロテクショングループを率いるマット・キックスモラー氏は「我々のデータプロテクショングループは、1000人のエンジニアを擁し、顧客が次の世代のデータプロテクションへと移行するのを支援している。従来の様式ではテープをベースにしていたが、重複排除の技術や、ディスクベース、VMwareの仮想化技術などを用いて、より先進的なバックアップが可能になる」と話している。

Symantecのマット・キックスモラー氏 Symantecのマット・キックスモラー氏

重複排除技術が鍵を握るバックアップ

 重複排除は基本的に、データをバックアップする場合に発生する冗長な部分を除外するための技術だ。

 バックアップを繰り返すごとに、同一のデータの複製が必要以上に多く生成されてしまうと、その分だけストレージの容量が浪費されてしまうことになる。そのため、重複排除技術でそれを防ぐのだが、シマンテックでこの技術を担うのは「NetBackup PureDisk」だ。

 「NetBackup PureDisk」は、「リモートオフィス向けには、バックアップデータをクライアント側で圧縮する手法を採っており、これは仮想マシン環境でのバックアップにも使える。NetBackupを展開しているデータセンターでも利用できる。ストレージ側では、グリッドベースで、柔軟な構成が可能になる。安価なストレージやLinuxサーバーをつなげることもできる」(キックスモラー氏)ことが特徴だ。

 重複排除技術はコストの低減化にもつながる。

 「PureDiskでは、ユニークだと認定されたデータだけが送信され、データの物理的格納は、ローコストのディスクアレイなどが用いられる。エンドユーザーは、任意のハードを選択することができる。PureDiskを使わない選択肢もあるが、データが増えると格納のためのアプライアンスも増加することになる。この場合、問題点としては、アプライアンスにまたがって管理することが十分にできず、無駄が発生することだろう。PureDiskの方は、データが増大しても全体としてグリッド構造であるため、ノードの追加により容量を拡張できる。重複排除も全体に適用でき、容量の浪費は起こらない。高可用性も実現している。いずれかがシステムダウンしても、他で代替可能で、運用は維持される」(同)

 「PureDiskはこれまでのバックアップソリューションに比べ、飛躍的に進化している」とキックスモラー氏は語る。

 「以前のPureDisk6.2の場合は、リモートオフィスのバックアップにほぼ限られていた。一方、最新のPureDisk6.5は、リモートオフィスだけでなくデータセンターもカバーすることが可能で、一カ所から双方を管理できる。同一のデータが両者に散らばっていたとしても、それらを一元的に重複排除することができる」(同)からだ。

 その結果、「6.5は非常に積極的な高評価を得ている。6.5から得られる最も大きな利点は、NetBackupとの完全な統合により、既存の資産を活用でき、コスト効率性が良く、アプライアンスベースより有利になることだ。アプライアンスにはこれほどの柔軟性はない」

 PureDiskの成果は、グリーンITにも貢献しているという。「重複排除技術により、格納すべきデータ量を減らすことができ、データストレージそのものの設置面積、消費電力も大きく削減することができる。また、システム統合化の効果で、サーバーの集約化、一元管理が実現することから、システム全体のオペレーションコストも低減化する。環境にやさしいシステムにつながることになる」(同)

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