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DECはなぜ滅び、アップルはなぜ成功したのか--ビジネスと教育のありを考える - (page 2)

藤本京子(編集部)

2008-12-03 13:57

 さて、教育に焦点を当てたこのイベントで、新しい市場を作り上げた企業の成功と教育とは何の関係があるのだろうか。Horn氏は「教育においても、顧客のいない場所に注目することが大切なのだ」と語る。

 現在多くの学校では、大多数の生徒を相手に同じ授業が行われている。しかしHorn氏は「子供たちはそれぞれ異なった得意科目や興味、モチベーションを持っている。習得の早さや学ぶ方法にも個性がある」と指摘する。それぞれの生徒に合わせたカスタム教育ができれば理想的なのだが、問題はコストがかかりすぎることだ。

 そこでHorn氏は「Eラーニングが解決法のひとつ」と提案する。単位が足りない生徒や学校の授業だけでは物足りない生徒、スケジュールの都合で希望する授業が受けられない生徒、予算カットでドイツ語の授業が廃止された学校でのドイツ語の授業、さらには通学圏内に学校がない生徒や病気などで学校に通えない生徒など、「Eラーニングで授業を受けたい生徒は数多くいるはずだ」とHorn氏は言う。

 実際に米国ではEラーニングが成長の一途をたどっており、「この調子で伸びていくと、10年後には授業の半数をオンラインで提供することになる」とHorn氏は指摘する。

 Eラーニングはこれまで学ぶ機会のなかった生徒に学ぶチャンスを与えている。企業にしても教育にしても「ユーザーがいなかった場所、それこそ大きなチャンスとなる」とHorn氏は強調し、ビジネスと教育のあり方を考えるヒントを与えて講演を終えた。

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