What's up, man?
忘年会シーズン真っただ中ですね。皆さん、体調を崩さずに持ちこたえていますか?
クリスマスは誰と過ごしますか?
この時期になると、ちまたの話題は「クリスマスを誰とすごすか?」で持ちきりです。「クリスマスは恋人とデートするもの」というのが日本の文化となりつつあるせいか、マスコミは1人きりで過ごすクリスマスへの恐怖感をあおり、レストランは思いっきり高いクリスマスディナーで待ち構えています。そんな仕組まれた構図がこっけいに感じるのはヒガミ根性?
一方、アメリカのクリスマスはどうでしょうか。アメリカと一言で言ってもそこはさまざまな人種のるつぼ(melting pot)ですから、1つのパターンで語りつくすことはできません。しかし私の感覚では、アメリカのクリスマスはやはり家族と過ごす志向が強いように思います。私は恩師の家に招待されたことがありますが、一般的にクリスマスは家族で過ごすことが定着しているので、招待してくれた家族と親しくなければ楽しめないかもしれません。
アメリカのクリスマスシーズンは街中がクリスマス色に染まりますが、クリスマス当日は家族でホームパーティーです。日本のようにレストランが恋人達で埋め尽くされることはありません。アメリカのクリスマス当日に街を1人で歩くとさみしく感じますよ。
クリスマス休暇の注意
アメリカ人は、クリスマスシーズンに長い休みを取ります。俗に言うChristmas Holidayです。米国企業と仕事をする人は特にChristmas Holidayを意識しなければいけません。職種によって違うとは思いますが、私が専門としている通信やIT業界のアメリカ人は、クリスマスシーズンには仕事に気が入らなくなり、パフォーマンスがぐっと落ちます。以前勤務していた米国のAT&Tでは、12月前半までに年内の仕事を完了させるのが当たり前で、中盤以降はほとんど仕事になりませんでした。特に、Christmas Holidayに出社させるような仕事をふると一生恨まれるので注意しましょう。来年からの仕事の関係が悪化しますよ。12月の仕事は、早め早めに調整するのです。特に日本人は仕事中心で動いてしまい、無神経に仕事を強要して嫌われることがあります。とにかくChristmas Holidayに働かせないための最善の調整は必須ですのでご注意下さい。
アメリカの新年は切り替えが早い
日本では、年末に仕事納めをして、年末年始を家族で過ごします。年始は初詣、新年の挨拶周り、そして家族とゆっくり時間をすごしますよね。
一方のアメリカでは、Countdown Party“まで”がお祭り騒ぎです。ニューヨークのタイムズスクエアで開催される「New Year's Eve in Times Square」は有名ですね。あの寒さの中15時頃から並ぶアメリカ人を見て「あれ?アメリカ人も並ぶんだ?」と驚いたことを思い出します。テレビ中継やインターネット中継もやっているので、気分だけ味わうのであれば暖かい部屋でCountdownの方が日本人向きかもしれません。