2008年にビジネステクノロジー業界で影響力のあった10人のリーダー - (page 3)

文:Jason Hiner 翻訳校正:石橋啓一郎

2008-12-24 08:00

3. Craig Barrett氏(Intel)

 Bill Gates氏が姿を消そうとしている一方で、Intelの会長Craig Barret氏はIT業界の大使の役割を果たす人物の1人となっている。同氏は2008年に30カ国以上を旅し、さまざまな国の首脳と会い、国連の発展途上国における技術普及を目指すタスクフォースの会長を務めている。「技術は、保健、教育、経済発展、環境など、世界のもっとも差し迫った課題を解決するツールだ」とBarett氏は述べている。社会におけるテクノロジーの役割に対する広いビジョンがIntelの戦略の原動力であり、同社はより小さく、安く、運用経費の低いチップによって、コンピュータのコストを下げ続けている。

2. John Chambers氏(Cisco)

 Ciscoは依然として大企業のネットワーキング市場を完全に支配している。そして現在、同社は同じことを中小企業市場でもやろうとしている。同社のテレプレゼンスシステムも、製品価格が下がり、企業が経済状況の悪化に伴って旅費予算を削っていることから、大きなブレークスルーを起こす可能性がある。また、Ciscoがブレードサーバ市場に参入するといううわさもささやかれている。Chambers氏は多くの専門を持つ活力に満ちたビジョナリーであり、Ciscoは同氏の下で快調に動いている。

1. Mark Hurd氏(Hewlett-Packard)

 私は昨年、Mark Hurd氏をこのリストから外し、Hewlett-Packard(HP)の復活はその多くをCarly Fiorina氏に負っているとまで書いた。これは、同社の復活はHPとCompaqの合併に基づくものであり、これを行う気力を持っていたのがFiorina氏だからだ。しかし、年を追うごとに、正しい判断をし、さまざまなHPの部門を刺激していたのはHurd氏だということが明らかになってきた。HPは(Dellを追い落として)PC市場のトップに返り咲き、サーバ市場ではIBMと首位を競い、同社のProCurve製品でネットワーキング市場に対しても強力な手を打っている。それに加え、同社は2008年にEDSを買収し、ITサービス市場にも進出している。これらのことが、HPの旧来の事業であるプリンタ事業を静かに脇役の位置に移すことを可能にした。以上のようなことが、経済状況が悪化している中でもHPの業績がよい理由であり、Hurd氏がこのリストのトップを飾っている理由だ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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