#4:compliment / complement
誰かをcomplimentする(称賛する)ということは、その人物をpraiseする(誉める)ということである。どちらの単語にも中ほどにiという文字が含まれている。一方、何かをcomplementする(補足する)ということは、その何かをcompleteする(完全にする)ということである。このため、どちらの単語もcompleで始まっている。
#5:capital / capitol
州や国のcapital(州都あるいは首都)とは、該当政府のmain(主要)となる機能が置かれている都市である。このため、capit[a]lという単語の後半には、m[a]inと同様にaという文字が含まれていると記憶しておけばよいだろう。
一方、capitol(議事堂)とは、議員が会議を行うために使う建物のことである。そして、米国の国会議事堂には丸屋根のついた円筒形の建造物がある--capit[o]lに含まれているoという文字の形からその丸屋根を連想するようにしよう。
#6:to / too / two
われわれがどこかに行くという場合、通常はある場所を出発し、最後に目的地に到着するということになる。このため、to(〜の方向に向かって)のtを出発点として、oを終着点として考えればよいのである。
too(〜すぎる)は何かの量が多すぎるということを意味するために用いられる。つまり、tooにはoという文字がたくさんありすぎるということになるわけだ。
twoは2という数を意味している。twoの最後の2文字であるwoは、won(勝った)という単語の最初の2文字でもある。そして、wonの発音はnumber one(No. 1)のoneと同じであり、oneはtwoの1つ前の数値なのである。
#7:bankrupt / bankruptcy、insolvent / insolvency、pregnant / pregnancy
ペアにしたこれらの単語では、形容詞が名詞よりも短いものとなっている。形容詞の用例を挙げるとbankrupt company(破産した会社)、insolvent organization(支払不能に陥った組織)、pregnant woman(妊娠している女性)となり、名詞の用例を挙げるとa company in bankruptcy(破産状態にある会社)、an organization in insolvency(支払不能状態にある機関)、a woman with a difficult pregnancy(妊娠初期の不安定期にある女性)となる。形容詞とは名詞を修飾するものである。つまり、名詞が主体で形容詞はそれを飾る言葉というわけだ。このため名詞はそれ単体でも存在できるのに対して、形容詞はそういうわけにはいかない。
例えば、ジョージ・ストレイト(アメリカの有名なカントリー歌手)のコンサートを考えてみよう。彼はすぐにステージに登場するわけではない。彼の前には前座を務めるアーティスト(形容詞に相当する)が1人あるいは複数人いるはずであり、こういったアーティストは歌う曲数が少なく、彼らを目当てにしている観客数も少ないはずである。これに対して、主役であるジョージ・ストレイト(名詞に相当する)は歌う曲数が多く、彼を目当てにして来る観客数も多いはずなのである。
注意:bankruptcyは名詞として使用される場合もあれば、bankruptcy court(破産裁判所)のように形容詞として使用される場合もある。