次世代ファイアウォールとは何か?--第3回:ファイアウォールの停滞と進化 - (page 4)

富永康信(ロビンソン)

2009-01-30 20:18

独自のハードウェア構造でパフォーマンスを維持

 とはいえ、多機能だからといって次世代が従来型のファイアウォールに比べスループットが劣っていては話にならない。

 そこで、同社の旗艦である「PA-4000」シリーズには、ファイアウォール史上初めてとなるコントロール領域とデータ領域が完全分離したハードウェア構造を採用した。

 コントロールプレーン側は、コンフィグレーションマネジメント、ロギング、レポーティング、可視化機能として利用し、それぞれに専用のプロセッサパワーが割り当てられることでタスクのみに特化できる。

 そしてデータプレーン側では、10Gbpsのネットワークプロセッサ部、16マルチコアのセキュリティプロセッサ部、シグネチャマッチングのためのハードウェアエンジン部の3つに機能を切り分けることにより、各機能が動作中でも数ギガビットのハイパフォーマンスで稼働させることができるという。

 ここまで、世界初をうたうベンチャーの次世代ファイアウォールを紹介したが、他の老舗ファイアウォールベンダーも指をくわえて傍観しているわけではないはず。次回は各社の異なる戦略について比較してみたい。

目的別にハードウェアを分割しパフォーマンスを確保するパロアルト「PA-4000」シリーズの内部構成(画像をクリックすると拡大します) 目的別にハードウェアを分割しパフォーマンスを確保するパロアルト「PA-4000」シリーズの内部構成(画像をクリックすると拡大します)

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