「Windows 7」バージョン構成が明らかに--一般向けは「Home Premium」と「Professional」 - (page 2)

文:Ina Fried(CNET News.com) 翻訳校正:湯木進悟 2009年02月04日 06時55分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

 また、Microsoftは、あるバージョンから別のバージョンへの移行を、より容易に実現可能としている。Vistaにおいても、Microsoftは、特別なアップグレードディスクを用いることで、あるバージョンから別のバージョンへのアップグレードが手軽に行えることを明らかにしていた。Windows 7では、多くのバージョンが用意されるものの、実のところ、(OSの)コードあるいはイメージには、一連の同じ構成が採用されている。つまり、Windows 7の全機能がPC上にロードされ、アップグレード用のプロダクトキーのみで、ロックが解除されるのだ。

 特定のバージョンに関して、さらに説明を加えるならば、Windows 7の「Starter」バージョンには、新しいタスクバーを始めとする、Windows 7でカギとなる機能がいくつか含まれるが、サムネイルのライブプレビュー機能などは搭載されない。また、同時に起動できるアプリケーションの数は、3個に限定されることになり、画面解像度やプロセッサのサポート数などにも制限がかかる。

 エマージング市場のみで販売される「Home Basic」バージョンでは、画面解像度やプロセッサのサポート数、同時起動可能なアプリケーション数などの制限が撤廃され、インターネット接続の共有や、新たなセンサおよび地域に応じた提供機能のサポートが追加される。しかしながら、Home Basicバージョンには、マルチタッチのサポートや、「Aero」インターフェースなどが搭載されない。DVD再生機能やWindows Media Centerに関しても、StarterおよびHome Basicでは提供が見送られ、「Home Premium」や「Professional」バージョンからの提供となる。

 プレゼンテーションモードやドメインへの参加機能などは、Professionalバージョンに限って提供される機能の例に挙げられており、他の一般家庭ユーザー向けのバージョンには搭載されない。最後になるが、DirectAccessやBitLocker、仮想ハードドライブからの起動といった、いくつかの特定の機能を利用するには、「Enterprise」または「Ultimate」バージョンが必要となっている。

 その批判が正当かどうかは別にして、こうして数多くのバージョン(世界各地で独占禁止法違反を監視する当局からの要請に応じ、他のバージョンが用意されることもある)が、Windows 7で提供されることに関しては、やはりMicrosoftに対して、厳しい非難が浴びせられる結果を招き、おそらくはAppleの関係者からも、いくらかシニカルな反応を招きかねないだろう。

 だが、(Windowsにおける)ある程度のカスタマイゼーションは、確かに必要なものである。結局のところ、Appleは、(OSに)単一のバージョンのみが用意されると誇るかもしれないが、同社が提供するMac OSがターゲットとするのは、ちょうどWindowsでは、Home Premiumバージョンの提供セグメントにも位置づけられる、とりわけハイエンドのコンシューマー市場に限られるからだ。

 しかしながら、いまやWindows 7では、Professionalバージョンでも、Windows Media Centerを始めとする、数々のコンシューマー向けの機能が搭載されるようになっており、Ultimateバージョンを提供する意義は薄れかけているようでもある。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
月刊 Windows 10移行の心・技・体
ITアナリストが知る日本企業の「ITの盲点」
シェアリングエコノミーの衝撃
デジタル“失敗学”
コンサルティング現場のカラクリ
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「展望2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
セキュリティインシデント対応の現場
エンドポイントセキュリティの4つの「基礎」
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
ネットワークセキュリティの要諦
セキュリティの論点
スペシャル
エンタープライズAIの隆盛
インシュアテックで変わる保険業界
顧客は勝手に育たない--MAツール導入の心得
「ひとり情シス」の本当のところ
ざっくり解決!SNS担当者お悩み相談室
生産性向上に効くビジネスITツール最前線
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft Inspire
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell Technologies World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
吉田行男「より賢く活用するためのOSS最新動向」
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
日本株展望
企業決算
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]