#3:Giver
Giverは、一度使うとそれなしで生きていくことができなくなるほど素晴らしいソフトウェアである。Giverを用いることで、ファイルをドラッグ&ドロップするだけで、ネットワーク上の他のユーザーにファイルを転送できるようになるのだ。このソフトウェアはネットワーク上にいる他のGiverユーザーを自動的に検出するようになっている。このため、Giverウィンドウ内に表示されているユーザー(アバターとして表現されている)のところにファイル(複数可)をドラッグすると、そのファイルは自動的に該当ユーザーの元に転送されるというわけだ。ファイルの受信者側には、あなたがファイルを送信しようとしているという警告が表示される。そして、こういった警告に対してユーザーは、受け入れ可否を応答することができるようになっているのだ。Giverの唯一の欠点(この記事を執筆している時点における)は、Ubuntuでしか利用できないという点である。私は試しにFedoraとMandrivaにインストールしてみたが、どちらもうまくいかなかった。Ubuntuでは、「apt-get install giver」というコマンドを実行するだけでインストールすることができた。このアプリケーションによってファイルの転送は文字通りドラッグ&ドロップで行えるようになるのだ。これは、企業のファイル共有アプリケーションとして必携のものだと言えるだろう。
#4:Transmission
ファイル共有と言えば、TransmissionはBitTorrentの管理をシンプルなものにするための際だったクライアントアプリケーションである。クライアントをシードするには、torrentへのリンクをクリックしてTransmissionをオープンするだけだ。なお、ご存知のことだろうが、著作権で保護されたデータを許可なくダウンロードすることは違法である。しかし、だからといってTransmissionのようなクライアントの使い道がないわけではない。大容量のデータ転送が欠かせない大企業において、TransmissionといったBitTorrentアプリケーションを採用することで、エンドユーザーやクライアントがずっと容易にデータをダウンロードできるようになるのだ。そしてこういった仕組みを実現するうえで、誰でも容易に使用できるTransmissionのようなクライアントは必要不可欠なものとなるわけである。
#5:BloGTK
あなたの仕事がどのようなものであるかに関係なく、あなたは誰かのブログを読んでいるずだ。そして、多くの人々がブログを書いている。また、多くの企業は従業員にブログを書くことを許しており、ブログは望ましくないと考えている企業で働いている多くの従業員もブログを書いている。こういった人々を含め、ブログを書いてる人は、自らのブログをオフラインで少しずつ推敲しながら完成させるといった場合があるはずだ。このような時にBloGTKのようなクライアントの出番がやってくる。BloGTKはWordPressやMovable Type、MetaWeblog API、Bloggerといったソフトウェアに接続できるようになっている。このクライアントによってフォーマットやカスタムタグ、カテゴライズ、表/画像/リンクの挿入のほか、スペルチェックといったことも可能になる。また、引用を追加したり、投稿をアップロードする前にプレビューしたりすることもできる。