「英語ができる人」から「英語が使える人」に--「あったらいいな」を実現する企業:インテル

遠竹智寿子 2009年04月07日 08時00分

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 第3回目の「あったらいいな」は、インテルのキャリアアップを支援する制度から「ビジネスイングリッシュ」をご紹介します。さまざまな分野や業種で英語力が求められる今、普段から英語力の向上に努めている方も多いことと思います。そんな中で、インテルが日本独自のプログラムとして2008年から始めたという英語力実践のカリキュラムがとても気になります。

 インテル 東京本社の人事部長である坂口繁子さんにお話を伺いました。

社内は英語が共通語

Intel 米Intel本社Robert Noyceビル(カリフォルニア州サンタクララ)

 坂口部長は「インテル社内では、基本的に共通語が『英語』となっています。仕事の内容によって異なりますが、会社全体で英語を使う頻度はかなり高いと思います。組織も平たく、かつ事業部ごとに縦割りにくくられているため、世界各地の同じ立場の担当者とコミュニケーションを頻繁にとる必要もあります」と述べ、社内で英語が欠かせない状況を説明します。

 社内には日本人以外の社員も多数在籍しており、日々のメールや会議でも日本人以外のメンバーが入れば、やりとりは必ず英語。もし日本人だけのメンバーが日本語で会話をしていても、途中で外国人メンバーが入ると自然に英語に切り替えるといった社内文化が育っているそうです。

 なお、社内で四半期ごとに行われる全体会議では、代表取締役社長の吉田和正さんも英語でスピーチされるとのこと。さすがですね。

 とは言え、英語はどこまでできたらいいという基準があるものではありませんし、資格などを持っていればいいというものでもありません。そこでインテルでは、「社員にさらにスキルを磨いてほしいという思いから、これまで社内で提供していた『初級』『中級』『上級』といったレベル分けによる授業内容を見直し、新たなカリキュラムとしてビジネスイングリッシュのプログラムを去年から開始しました」と坂口部長。

 インテルのビジネスイングリッシュは、すでに英語力があり日々現場で実践している社員が、実際のビジネスで直面するシーンを想定し、英語力を強化する内容になっています。その目的が一般の英語クラスと大きく異なるのは、「英語レベルの向上」にのみ重きを置いているのではないということです。このプログラムでは「インテルが求める人材」、つまり「グローバルスタンダードな環境で仕事に取り組み、周りに影響を与えながら仕事を引っ張って行くリーダーを育てること」にも焦点を当て、使える英語を強化していく中でこうした人材を培っていこうという目的があるそうです。

 ビジネスイングリッシュの具体的な仕組みは、以下のようになっています。

  1. 英語の基礎力がある程度備わっている社員を対象とした英語強化クラス。マネージャーが「この人にプログラムを受講させたい」というメンバーを指名し、参加してもらう。受講人数は20人程度。

  2. 3カ月ワンセットのカリキュラムで、週に一度90分の授業が行われる。授業時間は、昼休みや夕方以降となっており、場所は社内の会議室が中心。

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