Linux Foundation、「Linux.com」を獲得

文:Dana Blankenhorn(ZDNet.com) 翻訳校正:編集部

2009-03-05 19:42

 Linux Foundationがとうとう「Linux.com」を所有することになった。

 これまでLinux.comを所有していたSourceforgeは、ドメインをLinux Foundationに移管し、サイトの広告を引き続き販売することに同意した。一方のLinux Foundationは、編集およびコミュニティの管理を実施する(Linux Foundationの発表)。

 このニュースは、まさに創造的破壊といえるのではないだろうか。Linux Foundationはサイトを手に入れ、同アドレスの下でニュースやフォーラムを構築する。Sourceforgeは広告を販売し、コストを抑えるチャンスを手に入れた。

 Sourceforgeは同サイトでのニュースの掲載を2008年12月に停止している。元Linux.comのライターBruce Byfield氏は1月3日付けのブログ投稿で、最大の収入源を突然絶たれ、記事を買ってくれるところを改めて探さなければならなくなったことをつづっている。このライターはその後も不況の影響で憂き目に逢ったが、米国時間3月3日には新しい雇い先でこのたびの移行のニュースを書いている。

 Linux FoundationのエグゼクティブディレクターJim Zemlin氏はSourceforgeを称賛し、ドメイン名を最高額入札者に売ることもできたが、そうせず、まずLinux Foundationに声をかけてきたことに触れた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

  5. ビジネスアプリケーション

    急速に進むIT運用におけるAI・生成AIの活用--実態調査から見るユーザー企業の課題と将来展望

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]