バンクーバー発 -- 時間は少し長くかかったが、MicrosoftのInterenet Explorer 8も、2009年のCanSecWestで開催されたPwn2Ownコンテストでのハッカーの猛攻には耐えられなかった。
(参照:Pwn2Own 2009:Safari/MacBookが秒殺)
「Nils」と名乗るセキュリティ研究者(同氏は名前を公開することを拒んだ)は、世界でもっとも広く使われているブラウザに対し、巧みな自動ダウンロード攻撃をしかけ、Windows 7を搭載したソニーのVaioを制御下に置いた。
同氏は賞金と使われたハードウェアを獲得した。コンテストのスポンサーであるTippingPoint ZDIが「見事なIE8のバグ」と呼んだこの脆弱性の詳細については、明らかにされていない。
Microsoftのセキュリティ対応チームのメンバーも、何人かがこの攻撃が成功するのを目撃した。
「Nils」氏はまた、AppleのSafariに対してもヒットを記録し(同氏はSafariの攻撃に成功した2人目のハッカーだった)、現地時間3月18日の午後に、Firefoxのゼロデイ脆弱性を利用した攻撃にも成功し、三冠を獲得した。
続報に期待して欲しい。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ