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シマンテックは、国内企業のスパムメール対策についての調査結果を発表した。スパムメール対策の導入がここ数年で急速に進んでいることが明らかになっている。
この調査は企業内のネットワーク管理業務従事者を対象に、ウェブを通じた自記式アンケートの形式で2009年3月に実施された。有効回答数は459件。なお、シマンテックでは企業規模別に、従業員数1000人以上を「Enterprise(E)」、100〜1000人未満を「Mid Market(Mid)」、100人未満を「Small Business(Small)」と分類している。
電子メールの受信数は1社あたり1日平均で11万1450通だったが、これは過去2〜3年でそれほどの変動はないという。ただし、規模別ではSmallでは1日3234通、Midは6万9191通、Eは30万3453通で極めて大きな差がある。
電子メール関連のソリューション導入率では、ウイルス対策は92.6%と最も高く、スパムメール対策は71.2%で2番目に高い。しかし、コンテンツフィルタリングは38.1%、データの暗号化は25.5%、検疫ネットワークは25.1%、メールデータのアーカイブおよび管理が31.4%などとなっている。
同社が調査を開始した2005年からの流れをみると、スパム対策は2005年には39.3%であり導入率が急速に上昇している。この間スパムが増勢の一途をたどり、その害悪もいっそう拡大していることを物語っている。
受信メール全体に占めるスパムの比率は平均で31%だ。規模別でもSmallが26%、Mid、Eいずれも33%で、それほど顕著な差はない。
スパムに対してすでに十分な対策がされているとの認識を示したのは全体平均で53.2%だが、規模別ではSmallが32.5%、Midが55%、Eは76%で、大きく異なる結果となっている。
これは「受信メール全体の数からみて、SmallやMidは依然、手作業でも対応できる段階かもしれない」(シマンテック ソリューション&プロダクトマーケティング部 プロダクトマーケティングマネージャ 金野隆氏)といった面もあるが、潜在的な需要がまだまだあるともいえよう。
さまざまなツール、施策があるスパム対策を導入するにあたり、これらの企業が重視する点(複数回答)は、やはり規模別で傾向が異なっている。
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