編集部からのお知らせ
コロナ禍とIT投資
「ニューノーマルとIT」新着記事一覧

PCをロックする新たなランサムウェアが登場

文:Dancho Danchev(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:石橋啓一郎

2009-04-24 15:24

 最近見つかったランサムウェアの要素を持つハイブリッド型のスケアウェアや2008年のGPcodeのランサムウェア攻撃に続き、サイバー犯罪者は再びランサムウェアの概念への興味を示した。

 PandaLabsは新たに発見されたランサムウェアについて報告している。これは、影響を受けたユーザーのPCをロックし、これを無効化するのにプレミアムSMSを要求するというものだ(訳注:プレミアムSMSはロシアで一般的な携帯電話のショートメッセージングサービスの1つで、メッセージの送信に伴って情報料を課金することができるもの)。

 Trj/SMSlock.Aには自己伝播のための機能は持っておらず、典型的な偽コーデックの形態で伝播しており、1週間以上前から出回っている。(ロシア語の)メッセージでは、影響を受けたユーザーに対し、解除コードを受け取りたければ偽の個別番号を特定の電話番号にSMSを送ることを求めている。収益化の手法の観点から見れば、このアプローチは最近のモバイルマルウェアTrojan-SMS.Python.Flockerに似ている。これは、携帯電話の口座のクレジットを転送するもので、2006年に発見された、モバイルマルウェアRedBrowserの自動的にプレミアム料金の電話番号にSMSメッセージを送る機能を真似ている。

 SMSlock.Aはどの程度危険なのだろうか。これはGPcodeと比較すると、技術的な洗練度は低く、このランサムウェアを迂回するのは比較的簡単だ。Dr.Webは解除コードを自動生成する仕組みまで公開しており、影響を受けたユーザーは金銭を支払う必要はない。

 確かなことは、ランサムウェアは一時的な流行などではないということだ。実際、Trend Microの「Annual Threat Report: Cybercriminals are Working Faster than Ever」では、2009年の第2四半期にはターゲットを絞ったランサムウェア攻撃が増えるだろうと述べられている。現在の亜種は自己伝搬機能を持っていないものの、ここで使われている基本的な伝搬方法は、偽コーデックを配るのに使われている何百もの検索エンジンを利用した伝搬戦略と同じものだ。(次の記事も参照して欲しい。サイバー犯罪者がGoogle Trendsのキーワードをマルウェアに利用Massive comment spam attack on Digg.com leads to malware

 UPDATE: 別の亜種が発見されている

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 運用管理

    安全なテレワークや在宅勤務を担保する、DCセキュリティの新パラダイム

  2. コミュニケーション

    PC不要!自宅でも会議室でも即ミーティングが可能!脅威のシンプルさの秘密とは?

  3. クラウドコンピューティング

    【事例動画】顧客との“つながり”を創出し「モノ」から「コト」へと実現したIoT活用法とは

  4. セキュリティ

    セキュリティ侵害への対応は万全ですか?被害を最小限にとどめるための10のヒントを知る

  5. セキュリティ

    SANS「2020 CTI調査」が明かす、サイバー脅威インテリジェンスの最新動向

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]