「Windows 7」RC版リリース--マイクロソフトのサーバにアクセス急増

文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:末岡洋子

2009-05-01 11:52

 Microsoftは米国時間4月30日、「Windows 7 Release Candidate(リリース候補版)」をMSDN、TechBeta、TechNet加入者向けにリリースした。だが、1月のベータ版公開時と同様Microsoftのインフラにはアクセスが殺到したようだ

 私の同僚でZDNetのブロガーであるEd Bottがレポートしているように、SQLサーバは崩壊寸前だったようだ。Bottによると、Microsoftは数時間後に問題を修正したという。

 このRC版は、RTM(製造工程向けリリース)前にMicrosoftが公開する最後のバージョンとなる。RC版を試用してみようと思っている人は、その前にいくつか注意しておくべきことがある。Microsoftはユーザーに、最大限に活用する(そして、Microsoftがより良いフィードバックを得られる)ためにクリーンインストール(ベータ版に重ねてインストールしないよう)を推奨している。1月のベータ版と今回のRC版の間に、目に見える大きな違いはなく(UI通ではない限り)、多くの作業はバグ修正と性能改善を中心に行われているようだ。

 忘れてはならないのは、テスト用としてリリースされたのはクライアント向けのWindows 7 RC版だけではない。MSDNとTechNet加入者は「Windows Server 2008 R2」(『Windows 7 Server』)もダウンロードできる。また、同日、Windows 7の「XP Mode」「Virtual PC」の各アドオンも提供されている

 これらの製品のテストビルドの一般公開は5月5日の予定だ。それまでにMicrosoftはサーバを調整するだろうか?

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    2023年OTサイバーセキュリティの現状レポート--75%の組織が過去1年間に1回以上の侵入を経験

  2. セキュリティ

    サイバーセキュリティ強化に向けてマイクロソフトが示す実践的な指針を紹介

  3. セキュリティ

    5分でわかる「AWS WAF」--基礎知識から運用で陥りやすい3つの落とし穴までを徹底解説

  4. セキュリティ

    最前線で活躍するトップランナーと本気で考える、これからのサイバーセキュリティ

  5. 経営

    ガートナーが指南、迅速な意思決定を促す「AI」活用を実践する3つの主要ステップ

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]