Intelは米国時間5月11日、多大の資金を投入したマーケティングキャンペーンを開始した。チップなど特定の製品にフォーカスを当ててきたこれまでのキャンペーンとは異なり、今回は全体としてブランドにスポットライトを当てている。
この3年かけて実施されるキャンペーンは、冗談を盛り込んだアプローチを取っており、Intelの社風に対する社内関係者の見方を提供することで自社を売り込んでいる。
例えば、このロックスター広告は、オタク(nerd)はクールだ、という、アプローチを取っている。
このテレビ広告では、Intelが新チップを披露する設定になっているが、突然誰かがその新チップを落としてしまい、従業員とレポーターがフロアを探し回るという話になっている。この広告は、「Our big ideas aren't like your big ideas(われわれのビッグアイデアとあなたがたのビッグアイデアは同じわけではない)」と述べる。
「Mac vs. PC」(そしてその逆)広告とは違い、Intelは(少なくとも現時点では)同社の主要ライバルであるAdvanced Micro Devices(AMD)に対して挑戦的な態度は取っていない。これはおそらく、チップが、コンピュータのように「人格」を持たないためだと思われる。もしくは、IntelチップとAMDチップを演技するのにどういったコメディアンのペアがいいのか分からないためかもしれない。
提供:Intel