独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および有限責任中間法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月15日、Cyrus SASL(Simple Authentication and Security Layer)ライブラリにバッファオーバーフローの脆弱性が存在すると公表した。
Cyrus SASLは、さまざまなプロトコルに対して認証機能を提供するもの。今回確認された脆弱性は、Cyrus SASL 2.1.22およびそれ以前のバージョンに存在する。この脆弱性が悪用されると、遠隔の攻撃者に任意のコードを実行されたり、プログラムをクラッシュされる可能性がある。
ベンダーであるProject Cyrusはこの脆弱性を解消する新バージョンを公開しており、バージョンアップするよう呼びかけている。