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特集まとめ:高まるCISOの重要性

不況の今こそ優れた「段取り力」が会社を救う!--知識とシステムの融合を実現する日立 Cosminexus - (page 2)

富永康信(ロビンソン) 撮影:石井健

2009-06-01 21:22

 冨田:SOAプラットフォーム構築基盤であるCosminexusのフロント統合基盤として位置づけられる業務ポータルですが、その開発の狙いとは何だったのでしょうか。

 的池:コンタクトセンター業務や営業、SEの見積業務など、現場の業務が効率的に運用されていないことが意外に多いと知り、業務の質を維持する仕組みが必要だと感じたのがきっかけです。

 私たちはこの製品を業務ポータルと呼んでいますが、情報を表示するだけの一般的なポータルのイメージを一歩進め、ノウハウを蓄積するためにコンテンツを管理できる機能を組み合わせて開発を進めました。

 世の中にはポータル製品は数多く存在しますが、情報を与えるだけでは現場の担当者は業務の中でシステムを有効に使い切れるとは限らず、その場合には質の高い業務が流れることはありません。断片的な情報を業務に連携した形でまとめて提供してあげる仕組み、つまり「優れた段取り」ともいうべき手順を与える必要があるのです。

 正しい業務フローを示せば時間も節約できるので業務効率がアップし、現場の担当者は安心して業務に集中できるのです。

蓄積→利用→改善のサイクルで業務プロセスを見える化し、知識とノウハウの共有、システムとの融合を実現する「uCosminexus Navigation Platform」(業務ポータル)(画像をクリックすると拡大します) 蓄積→利用→改善のサイクルで業務プロセスを見える化し、知識とノウハウの共有、システムとの融合を実現する「uCosminexus Navigation Platform」(業務ポータル)(画像をクリックすると拡大します)

なぜミドルウェアで業務フローを実現させるのか

的池陽氏とZDNet Japan編集長 冨田秀継(左) 的池陽氏とZDNet Japan編集長 冨田秀継(左)

 冨田:業務フローはCRMやグループウェアの領域で受け持つ機能といったイメージがありますが、ミドルウェア系のブランドであるCosminexusのフロント統合基盤でプロセス指向の業務フローを実現することにどんな意味があるのでしょうか。

 的池:確かに情報系を基点に業務の流れを示すこともひとつの切り口だと思います。しかし、激変するビジネス環境に対応する全体最適なシステムには、変化に即応するSOA基盤に加えて、人の知識・ノウハウを最大限に活用していく仕組みが求められています。そのため、私たちは業務システムやデータをサービスとして柔軟に組み合わせ、業務プロセスの全体最適化を図るSOA基盤のフロント部分でアプローチすることが、現場レベルの業務改善のニーズに対しリーチするのではないかと考えました。

 業務ポータルでは、業務に応じて機能を追加するプラグイン機構を用意しています。これに連携プログラムとGUIエディタを用意することで、ウェブサービスやデータベース、ワークフローなどのバックエンドのシステムを、業務フローやユースケース(操作手順)に沿って自由に統合することができるのです。

 冨田:つまり、フロントで現場の業務を組み立て、それを繰り返していくことによって現場のベストプラクティスをスピーディかつ低コストにユーザー視点で確立でき、それを組織で共有していくことで最適なシステムを組み上げることができるというわけですか。

 的池:まさにその通りです。知識とノウハウを蓄積、利用、改善といったサイクルの中でユーザーからニーズを引き出し、作業に直結した業務の最適化を図り、業務の質の向上を実現できるのです。

 冨田:業務ポータルを推奨する上で、特に注目している業界は何でしょうか。

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