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不況の今こそ戦略的投資で将来の競争優位性を掴む--オラクル PLM担当者 - (page 2)

谷川耕一

2009-06-15 21:34

今後はPLMの世界でもソーシャル機能が要求される

 PLMの新たなトレンドで、ソーシャル機能の要求も興味深いものがあるとグラティ氏は言う。

 「製造業の世界にも、新しい世代の労働者が数多く参入してきている。彼らはすでにソーシャルネットワークなどの扱いに慣れており便利さも知っているので、PLMの世界でもそういったソーシャル機能を使いたいと要求します。」(グラティ氏)

ハルディープ・グラティ氏 ハルディープ・グラティ氏

 社内の各部門とのコラボレーション、コミュニケーションの向上はもちろん、いまでは製品の設計や製造現場もワールドワイドに展開されており、多くの組織、人と適切な関係を築くことが製造業にも求められている。その際に、新しい世代の人々はソーシャルネットワークが提供するような機能を利用して作業の効率化を図りたいと考えるのだ。そのための機能がいち早くOracle Agile PLMにも組み込まれているという。

 しかしながら、製品の製造には機密扱いの情報も多く、オープンなコラボレーション環境を導入すれば機密や知財の漏えいのリスクが高まる懸念もある。

 「オープンコミュニティと言っても、知財情報などが漏洩しないようにしっかりと管理できなければならない。Oracle Agile PLMでは、きめ細かなセキュリティ設定が可能であり、適切なアクセスコントロールが可能となっている」(グラティ氏)

 もともとAgile PLMは、20年ほども前からハイテク企業が契約先といかに安全に情報のやり取りをするかという要求から生まれた製品。そのため、きめ細かなセキュリティ設定の機能というのは、製品が生まれたときからの基本的なコンセプトの1つなのだという。競合製品のいくつかは最近になってセキュリティの機能を強化しているものもあるが、高度なセキュリティ設定の機能を持っているという点は、Oracle Agile PLMの優位性にもなっているとのことだ。

AIA活用しOracle Agile PLMを既存システムと連携させる

 Oracle Agile PLMは市場で高い評価を受けていおり、世界中ですでに1300社以上の顧客がいる。とはいえ、それらの顧客の50%ほどは、OracleのERPではなくSAPのERPを利用しているという。Oracleでは、顧客がOracle Agile PLMを使いたいからといっても、その状況を強引に変えるわけではない。

 「もちろん、すべてOracle製品を利用してくれたほうがいいに決まっている。しかしながら、それは現実的ではない」とグラティ氏。すでに何年もSAPのERPを使っている企業が多数存在するのは事実だが、その多くはSAPをERPの部分だけで利用しており、PLMの部分での利用はないという。

 いま、多くの企業がIT投資先として重要視しているのがSCMやPLMであり、SAPのERPを使っている企業でもOracle Agile PLMを組み合わせることでベストなソリューションを提供できるようにするのがOracleの戦略だと、グラティ氏は語っている。

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