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250万円の出産手当からバースデー制度まで--「あったらいいな」を実現する企業:サイブリッジ

遠竹智寿子

2009-06-22 14:58

 第8回目の「あったらいいな」は、サイブリッジの「社内制度や環境へのこだわり」、つまり「サイブリッジスタイル」についてです。今回取材したサイブリッジは、社長が26歳、社員の平均年齢24.5歳という若手ベンチャー企業です。同社では、ライブカメラで社内の様子をウェブ中継したり、音楽共有サーバを設置したりしてオフィス環境にこだわっているほか、子供を産むごとに増えて行く出産祝い金制度や社内通貨制度など、ユニークな試みが盛り沢山です。ベンチャーならではの発想や思い、そして企業としての狙いはどこにあるのかを探っていきたいと思います。

大家族でも安心・大丈夫度 ★★★★☆
誰が何しているか分かる度 ★★★★★
好きな音楽が聴ける度 ★★★☆☆
何でも自分で作れそう度 ★★★★☆
入社一年目でも活躍できそう度 ★★★★★
サイブリッジの「あったらいいな」度

 サイブリッジは、ネット広告代理店、求人メディア運営、ウェブシステム構築などインターネットを中心としたビジネスを展開する、2004年設立のベンチャー企業です。若干5年目、平均年齢が25歳以下という同社ですが、有名企業の社内ウェブシステムや専門ポータルサイト、情報サイトなどのコンサルティングおよび構築の事例が多数にわたっています。

 サイブリッジ 代表取締役社長 水口翼氏にお話を伺いました。

水口氏 サイブリッジ 代表取締役社長の水口翼氏

 水口社長は青山学院大学経済学部の1年生だった時に学生結婚して子供が産まれ、それが起業のきっかけとなったそうです。「大学に通いながら家族3人を養い、夫婦2人分の学費を支払うためにはそれなりの収入を得なければなりません。バイトでは到底稼げないため、最初は個人事業としてウェブ制作を中心に仕事をはじめました。1年個人事業で仕事をしたあと、取引先が増えたことや、信用力、税制度におけるメリットなどを考慮して、2004年に株式会社としてサイブリッジを設立しました」と、水口社長は当時を振り返ります。

 サイブリッジが他社と違う点について水口社長は「受託開発においては代理店を入れず大企業でも直接契約し、下請へは外注しないというスタンスを取っています。デザイナーや技術者、そして営業担当も素質を持った人たちを採用し、育てることに重きを置いています」と話します。今年は15名の新卒を採用し、社員数34名になったサイブリッジが制度やオフィス環境にこだわるのは、「個人の成長があってこその会社の成長」という思いからだといいます。

音楽サーバや社内通貨を用意

 事業拡大と人員増加に伴ってサイブリッジは、2009年5月に表参道駅近くにある紀伊国屋跡地の新築ビル「Ao(アオ)」に移転したばかり。そのオフィスの特徴は、次のとおりです。

  • 社内風景24時間ライブ : 社内全体を見渡せる場所にウェブカメラを設置し、24時間(15秒間隔で更新)社内の風景をライブ配信している。

  • 音楽共有サーバ : オフィスの四隅にスピーカーを設置し、常時音楽を流している。サーバルームにある専用の音楽サーバに楽曲が収録されており、全従業員が役職・権限に関わらず、個人の選曲と再生が可能。再生中の曲目リストや再生ランキングはウェブ上で公開する。

  • 社内通貨制度「cbri(シブリ)」 : コンビニでの買い物やランチなどで、小銭を同僚に立て替えてもらった時に利用する社内通貨。1円=1シブリとして社内のみで流通。ブラウザ上で管理する仮想通貨で、清算したいタイミングでリアルマネーを受け取る仕組み。

  • 「wiki」と業務日報で情報共有 : 社内ルールや各手順などがマニュアル化され、社内情報共有用のwikiにまとめられている。蓄積された情報量は、会社設立5年間分で約1500ページに上る。専用システムを利用して行う業務報告は、全社員にメールで届くため、各業務の内容を全員が共有、把握できる仕組みになっている。

  • 社内電話ネットワークを社員が構築 : オープンソース「Asterisk」を使い、自動音声ガイドや顧客管理システムと連動した社内電話ネットワークシステムを構築、利用している。新オフィスのタッチパネル式受付システムは新入社員の開発によるもの。

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