あなたの周りにもいるかもしれない最凶の生物--ITマネージャー編 - (page 3)

文:Jeff Dray(Special to TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子

2009-06-30 08:00

#6:プロキュレーター・ヘディンサンディア(Procurator Headinsandia)

和名:「そんなことは聞きたくない」マネージャー

 この種は、「ヘルプデスクに電話を掛けてくる10+種の最凶の生物」(英文記事)内で筆者が挙げたものと同じタイプである。

 ヘルプデスクに電話を掛けてくるというのは、実際のところ同じタイプに属するマネージャーなのだろう。あるいは、ヘルプデスクに電話を掛けてくる生物がある一定のレベルに到達すると、こういったタイプのマネージャーに突然変異するのかもしれない。

 プロキュレーター・ヘディンサンディアは、きっとあなたの近くにもいるはずだ。プロジェクトの進捗状況に関する正直な質問に対してチームの誰かが正直に回答した場合、驚きのあまり両手を上げて悲鳴を上げるため、容易にこの種を識別することができるだろう。公平を期すために書いておくと、こういったマネージャーは世界の行く末が自らの双肩にかかっていると信じ、頭を悩ませている。そして、月次報告書をどうやって予定通りに仕上げようかと苦悩し、眠れぬ夜を過ごしているのだ。また、自らのことをやり手だと思わせるような行動をとっているものの、それは自身の力不足を隠すためであることもしばしばだ。こういったマネージャーに対しては穏やかに接することだ--しかしたいていの場合には無視しておくのが一番だろう。その方が簡単なのだ。

#7:プロキュレーター・バズワーディア(Procurator Buzzwordia)

和名:「標語耽溺型」マネージャー

 気長に調査を続けていると忘れた頃に、最新のラルフ・ローレンでがちがちに身を固めたこの種を深海で見かけるはずである。プロキュレーター・バズワーディアは、マネジメントセミナーで聞きかじった一連の陳腐な台詞やアイデアを駆使してマネジメントを行うのだ。こういった種との打ち合わせは、胃腸の弱い人には向いていないため、万一に備えてエチケット袋を携帯しておいた方がよいだろう。

 以下のような台詞を聞いたことがないだろうか?

  • 「チームに『個』というものは存在しない。なぜなら『TEAM』という単語には『I』が含まれていないからだ」
  • 「君たち(U)と私(ME)が離れていくと、思い込み(ASSUME)は悲惨なこと(ASS)になる」
  • 「成功(SUCCESS)を紡ぎ出すには君たち(U)の存在が必須なのだ」
  • 「われわれに必要なのは反発ではなく奮発だ」(この文脈における「われわれ」とは、もちろん「君たち」という意味である)

 プロキュレーター・バズワーディアは周囲から激しい反発を受けるものの、ほとんどの場合は人畜無害と言ってもいいだろう。この種は北ヨーロッパで多く見られ、地方都市の郊外にある居住区にUターンして繁殖している。その子孫がマネージャーになることはあまりなく、社会福祉関係の担当者になったり凶暴な犯罪者になる場合もある。しかしマネージャーとなった場合、彼らは「勘違い系」として扱われるのが一般的である。

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