マイクロソフト、Pink携帯電話キャンペーンを計画中?

文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:末岡洋子

2009-07-02 22:27

 AdWeekが、Microsoftの「Pink Project」キャンペーン開発で、Microsoftが広告エージェンシーのMcCann Ericksonと契約したことを報じている。

 (AdWeekの2009年4月の報道によると、McCannはPinkの契約で、俳優のSeinfeld氏が登場した広告と「Laptop Hunters」シリーズを手がけたCrispin Porter、「People Ready」キャンペーンを手がけたJWTと争っていたとのことだ。Microsoftが最新の広告キャンペーンにどのぐらいの予算を割くのかは不明だ)。

 私が最後に得た情報では、PinkはMicrosoftブランドの携帯電話と、電話と同時に展開するプレミアムコンシューマサービスの両方を指すコード名だ。プロジェクトを主として手がけているのは、同社が2008年に買収したDangerチームだ。私の情報筋によると、Pinkは、「Windows Mobile 7」プラットフォームのコアを土台にするが、サードーパーティが提供する「Windows Mobile 7」とは異なる外観を持つという(関連情報として、McCannはWindows Mobileの広告も手がけている)。

 最新のうわさによると、MicrosoftはWindows Mobile 7のコードを、予定通り今年の秋に端末メーカーにリリースするようだ。これは、「Windows Mobile 6.5」搭載機が市場に登場するのと同じタイミングとなる(Windows Mobile 6.5は、Windows Mobileにおける「Windows Me」的存在になることは間違いなさそうだ…)。

 Microsoftは、Pinkの情報についてほとんど口外していない。私の情報筋によると、Pink携帯電話のメーカーは1社になるようだ。Motorolaかシャープといううわさもある(Motorolaもシャープも、Dangerべースの携帯電話を製造したことがある)。Pinkの「ユーザーエクスペリエンス」/ユーザーインタフェイスは「Purple」という開発コード名を持ち、「Sidekick」ユーザーと同じようなセグメントをターゲットにするとも聞いた。

 Pinkは、パワーアップしたSidekickに「Zune」の音楽/動画機能や「MyPhone」「Windows Marketplace for Mobile」、それにT-MobileのSidekickなどとは異なるプレミアムサービスが加わったものということだろうか?MicrosoftはPinkに関して、なにもコメントしていない。だが私の予想では、今週にも何かが出てくるような気がするのだが…。

この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ

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