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記事まとめ「テレワーク常態化で見えたこと」

美人女子大生が「虫を食べて飢餓を救う」システムを披露--Imagine Cup 2009

藤本京子(編集部)

2009-07-06 05:36

 エジプト カイロにて開催中の学生技術コンテスト「Imagine Cup 2009」にて、ひときわ目立つ女性がいる。韓国代表として組み込み開発部門に参加している女子大生、申潤枝(シン ユンジ)氏だ。

申潤枝氏 英語も日本語も流ちょうに話す申潤枝氏

 流ちょうな英語でプレゼンテーションを行う申氏に話を聞こうと近づき、日本の報道機関であることを伝えると、彼女の口から今度は日本語が飛び出した。「日本語で大丈夫です。1年間日本に住んでいましたから」と笑顔の申氏。審査員の厳しい質問にも全くひるむことなく堂々と英語で受け答えしていたその語学力は、米国の大学に通うことで身につけたという。

 韓国の民族衣装に身を包む申氏は3年前、高校生の時にImagine Cupの韓国国内大会にて、ソフトウェアデザイン部門の高校生部門で優勝した経験を持つ。その時は世界大会進出には至らなかったが、世界大会に旅立つ韓国代表を見送る中で申氏は、「Imagine Cupの世界大会に出場することは、韓国大会で敗れた学生全員の思いを背負って行くことなんだ」と実感した。今回韓国代表の座を勝ち取った申氏は、3年前を思い出し、「韓国代表として、韓国の象徴であるこの衣装で参加したかった」と語る。

 申氏が注目されているのは衣装だけが理由ではない。彼女の所属するチーム「Wafree」が開発したシステムは、「栄養のある昆虫を食用として育てることで世界を飢餓から救う」というユニークなコンセプトなのだ。さまざまな昆虫を調べた結果、クワガタが食用として栄養価が高いとの結論に至った同チームは、そのクワガタの育成を自動化するシステムを生み出した。「Imagine Cupという大会の名前にふさわしく、イマジネーションに富んだ作品だとよく言われる」と申氏は笑う。

 同システムは、3年前のImagine Cup出場時の作品コンセプトを進化させたものだ。組み込みシステムにしたのは、「PCが使えないような人でも簡単に使えるシステムにしたかったため」(申氏)。長期間かけて磨きをかけただけあって、同システムで実際にクワガタを育てた実績もすでにある。それでも申氏は「まだ完成したとは言えない。審査員だけでなくほかの技術者の意見も聞いてさらにシステムをブラッシュアップさせ、よりよいソリューションに仕上げたい」と意気込んでいる。彼女にとってこのシステムは、Imagine Cupに出場するための作品という枠をすでに超えているのだ。

 韓国代表のWafreeは、7月4日夜に発表された組み込み開発部門の決勝6チームに選ばれた。韓国以外で決勝に残ったのは、メキシコ、トルコ、ウクライナ、アメリカ合衆国、中国だ。最終プレゼンテーションを終えた今、申氏は7日の最終結果の発表を待つのみとなった。

Wafree 申氏の所属する韓国代表チームWafreeのメンバーら

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