フォトレポート:身動きとれなくなって2カ月--火星探査機「Spirit」、救出なるか - 2/7
ソーラーコレクタからエネルギーを集める火星探査車の「Spirit」。Spiritは今も身動きのとれない状態で、地球にいるエンジニアが救出を試みている。
Spiritは5月、「Home Plate」と呼ばれる岩の多い地表の西部にある「Troy」という場所で、柔らかい土の中にはまって、動けなくなった。これは不幸な事故だったが、Spiritのそれまでの働きは期待を上回るものだった。Spiritは米国時間2004年1月4日に火星に着陸し、火星の地表の地質学調査を開始した。このミッションの期間は当初、90ソルの予定だった(ソルは火星の1日で24時間40分に相当)。
Spiritは、科学者たちの当初の計画よりもはるかに長い期間、火星で働き、火星の土壌の広範な分析を行ってきた。
火星探査ミッションの1871ソル目(2009年4月8日)、Spiritは南東の方向を向いて、俗に「Von Braun」と呼ばれる地平線上の小さな丘を見ている。
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