グーグルのシュミットCEO、取締役の重複についてアップルと話し合いを計画

文:Tom Krazit(CNET News) 翻訳校正:吉武稔夫、高森郁哉

2009-07-13 13:00

 Googleの最高経営責任者(CEO)であるEric Schmidt氏は米国時間7月9日、同社がパーソナルコンピュータ向けオペレーティングシステム(OS)「Chrome OS」の開発に取り組んでいると発表したことに関連して、Appleの取締役会における自身の役割について、Appleと話し合う予定だと述べた。

 Schmidt氏は2006年以来、Appleの取締役を務めている。Googleが開発を主導しているモバイルプラットフォーム「Android」がAppleの「iPhone」と競合する関係にあることから、同氏はすでに、消費者や開発者に配慮して、iPhoneにかかわる議論を避ける方針を取ってきた。しかし、アイダホ州サンバレーで7月9日に開催されたメディアカンファレンスに姿を現す前は、今後Appleで「Mac OS X」の開発について議論する際にも同様の方針を取る必要に迫られるのではないかとSchmidt氏に直接尋ねても、返答は得られなかった。

 GoogleによるChrome OS開発の発表がAppleに競合する製品として結実するのは(最も早くて)2010年かそれ以降になるが、Schmidt氏はAllen & Co.が主催したカンファレンスの参加者たちに対し、将来のある時点でこの状況についてAppleと話し合う予定だと語った。GoogleとAppleに関してはすでに、米連邦取引委員会(FTC)が取締役会におけるSchmidt氏の役割に関心を示していると報じられた。Googleの新しい方向性を考えると、FTCの関心が薄れることはなさそうだ。

 Googleの共同設立者であるLarry Page氏と共にカンファレンスに登壇したSchmidt氏はまた、Page氏とSergey Brin氏が最初に、「Chrome」ブラウザとOSプロジェクトについてSchmidt氏を説得する必要があったと述べた。The Wall Street JournalのDigitsブログは、Chrome OSに関する質問に対して、Schmidt氏が「熾烈なブラウザ戦争を経験してきたので、同じことを繰り返したくなかった」と答えた発言を引用した。しかし、Schmidt氏はデモを見た後で、明らかに考えを変えたようだった。

この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]