編集部からのお知らせ
「ZDNet Japan Summit」参加登録受付中! 
新着記事集:「負荷分散」

再入門:運用管理ソフトウェアって、そもそも何? - (page 3)

岩上由高(ノークリサーチ)

2009-07-21 12:49

3. 運用管理ソフトウェアの今後

 大企業や中堅、中小企業の上位企業においては、社内に分散したITリソースをいかに効率的に管理するかが課題となっている。そのための解として期待されているのが仮想化だ。したがって、今後の運用管理ソフトウェアは「仮想化環境のサポート」が大きな差別化要因となってくる。

 仮想化環境の促進は必然的に異種ベンダ混在環境を生み出す。これまで別々のサーバで稼働していた異なるシステムが同一の物理サーバに共存することになるからだ。その結果、運用管理ソフトウェアにおいても仮想化環境における相互連携が活発化していくと予想される。実際、日立製作所とマイクロソフトは仮想化環境における運用管理において互いの製品間の連携を進めることを発表している。

 また、この「仮想化の必要性」は中堅、中小企業にも当てはまる。

 例えば、ジョブ管理において障害が発生した時のために予備のサーバにもジョブ登録をしておくといった場合は、ユーザー自身が個々の物理サーバをきちんと意識しておく必要があった。その結果、冗長性を持った確実なジョブ管理はコストが高く手間のかかるものになってしまっていたのである。

 この背後にあるのは「サーバ1台1役」という暗黙の前提だ。仮にサーバ仮想化技術を使わなかったとしても、運用管理ソフトウェア側が複数のサーバを1つのグループとして管理し、ユーザーはそのグループに対してジョブを登録するということができれば、ユーザーの負担は大幅に軽減される。

 そうした意味では、「サーバ1台1役」という壁を取り払うことが、今後の運用管理ソフトウェアに求められる重要な役割のひとつといえるだろう。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    Google Cloudセキュリティ基盤ガイド、設計から運用までのポイントを網羅

  2. セキュリティ

    仮想化・自動化を活用して次世代データセンターを構築したJR東日本情報システム

  3. ビジネスアプリケーション

    スモールスタート思考で業務を改善! 「社内DX」推進のためのキホンを知る

  4. セキュリティ

    Emotetへの感染を導く攻撃メールが多数報告!侵入を前提に対応するEDRの導入が有力な解決策に

  5. セキュリティ

    偽装ウイルスを見抜けず水際対策の重要性を痛感!竹中工務店が実施した2万台のPCを守る方法とは

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]