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物流を可視化--グローバル化をSCMで支援:パナソニック電工 - (page 3)

宍戸周夫(テラメディア)

2009-07-30 08:00

 EDIの部分では、日本オラクルの物流計画の立案・実行を行うソリューションである「Oracle Transportation Management」(OTM、Oracle EBSのコンポーネント)を国内企業として初めて導入、グローバル物流の合理化を目指している。アジアのすべての拠点をつなぎ、トラック、船、飛行機などあらゆる物流手段でどのような物流が行われているか、“見える化”の取り組みが進行中だ。

 こうした国内とグローバルでのSCMの取り組みによって、すでにいろいろな成果が現れている。PSIでは長期的推進活動として、全社的に月次運営から週次運営に切り替えているところだが、着実に週次生産体制になりつつあるという。

 工場の発注納入リードタイムについても、長期で比較するとSCMの活動が元でリードタイムの短縮が見られる。もちろん、在庫も削減傾向にある。

 さらに同社は、2008年9月のリーマンショック以降の経済状況を踏まえ、2009年度のSCM取り組み方針を定めている。「国内のITソリューションマップの完成と国内の成功事例を積極的にグローバルに展開」というスローガンは継承しつつも、2009年の情勢に合わせてブレイクダウン。「導入システムの徹底活用」「IT投資については重点施策に特化」などの活動方針を定めた。

 今回の講演では最後に、Oracle EBS導入方針についても触れている。なぜパナソニック電工はOracleを導入したかということだが、ポイントになったのは多言語・多通貨対応で、また海外でのサポート体制の充実だったようだ。

 日本のホストシステムはいわばプロ仕様であり、ERPパッケージのようにグローバルでも標準的に使えるシステムが求められていたという点も見逃せない。最終的にはSAPとの競合になったが、結局Oracleに落ち着いた。

 2009年3月時点で、Oracle EBSは海外拠点の約6割に導入されているという。今後はM&Aで買収した会社へも積極的に導入を図っていく考えだ。

社名パナソニック電工株式会社
創業1918年3月7日所在地大阪府門真市大字門真1048
資本金1485億1371万円連結従業員数5万7655人
連結子会社数189社連結売上高1兆5978億円

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