日立コンサルティングは7月30日、ルクセンブルクのFERNBACH-Software(フェルンバッハソフトウェア)と提携し、金融業界向けソフトウェア「FlexFinance」を日本で独占販売することに合意したと発表した。
FlexFinanceは国際会計基準(IFRS)に対応したパッケージソフトウェアで、金融商品評価の会計処理に特化した製品。
日立コンサルティングによれば、FlexFinanceは全世界で70行の金融機関に導入実績があるとのことで、IFRSが適用されている欧州ではドイツのCommerzbank(コメルツ銀行)など主要金融機関で、アジアでは中国工商銀行などに導入されている。また、2011年にIFRS対応を予定している韓国の主要銀行6行のうち、ウリィ銀行など3行が採用を決定しているほか、インドネシアと中国の主要金融機関でも導入が進んでいるという。
日立コンサルティングは6月1日からIFRS対応のサービスを開始しており、今回のFlexFinanceの提供によって金融機関向けサービスを強化したい考え。FERNBACHとの提携によるビジネスで、2013年度までに累計200億円の売上を目標にする。