一連の機能をスイート製品として提供できるのはもちろん、セキュリティの「eTrust」やアプリケーションパフォーマンス管理、インフラストラクチャ管理など、CAのほかの製品との連携も可能です。
また、CA製品ではオープンな技術を採用することで、他社製品を容易にライフサイクルに組み込むことも可能です。
――Service Managementの今後の取り組みについて聞かせてください。
現在、注目しているのはサービス管理の変化です。いまやService Managementの適応分野は「ITのためのITによるサービス管理」から「IT以外の問題も含めて解決するためのソリューション」へと進化しています。そこで今後の方向性としては、IT資産の管理ももちろん強化していきますが、IT以外のプロセスの管理をより一層強化していくことになります。
次に、ナレッジ(知識)をより活用することを目指しています。ナレッジはどこにでも存在しますが、どこにでもある知識を共通のものとして迅速に活用できる仕組みを実現していく計画です。
たとえば、私の25歳の息子は、何か問題が発生してもサービスセンターに問い合わせたりせずに、Googleなどで検索して自分で問題を解決します。その方が迅速に問題を解決できるからです。こうしたコミュニティーの力により問題を解決するような仕組みを製品に組み込んで行きたいと考えています。