日本IBMとノベルは8月6日、「Solaris」から「SUSE Linux Enterprise Server」への移行を支援するプログラム「リナックス搭載スケールアップ型サーバー移行支援プログラム(SUPRI:SUSE Linux Enterprise Server Scale Up Migration Program Running on IBM)」を提供すると発表した。
両社は共同コンサルティングチームを組織し、ノベルのサーバOSを搭載したIBMのサーバ製品群への移行を促していく。両社は基幹システムの中でも特にデータベースサーバの移行が最もコスト削減効果が大きいと考えており、今回のプログラムは主に同分野の移行を対象としている。本プログラムの提供期間は8月6日から2009年末まで。
日本IBMはSUSE Linux Enterprise Server関連のスケールアップ型サーバへの移行について、効果の無償アセスメント、移行作業にかかる費用の無償見積もり、移行計画立案のための支援、有償移行サービスなどを提供する。
ノベルはIBMのスケールアップ型サーバのハイエンドモデルと、SUSE Linux Enterprise Serverを組み合わせた環境に対して、出荷開始から10年間の保守サービスなどを提供する。
そのほか、日本IBMは上記のノベルのサービスに、システム技術支援サービス(STSS)を組み合わせ、ハードウェア、OS、ミドルウェアの保守サポートをシームレスに提供する。