8: 社内ソーシャルネットワーキング
Hinchcliffe氏は、企業がソーシャルメディアを実験する場合、まず社内から始めるのがいいとしている。1つには、社内で失敗する方が、顧客や影響力の強い人を相手に間違いを犯すよりもいいということがある。もう1つには、従業員はソーシャルメディアを使ってコミュニケーションを取ることを好むようになってきており、今では企業向けのソーシャルネットワーキングツールには、大企業が求めるセキュリティやその他の要件が取り込まれている。Hinchcliffe氏によれば、ウェブベースの社内のブログ、マイクロブログ、マッシュアップ、wikiなどを提供する先導的なアプリケーションには、AtlassianのConfluence、Socialtext、オープンソースのMediaWikiなどがあるという。また同氏は、これらのツールは、(MicrosoftやIBMなどの企業が提供している)従来のコラボレーション製品の何分の1のコストで利用できることが多いと付け加えている。
9: 開発者と財務部門の間のギャップを埋める
これは、技術の問題ではなく、戦略の問題だとお断りしておく。IT専門家は、他の問題と同様に、新しいアプリケーションやプロジェクトを検討する際には、財布のひもを握っている人たちと緊密に連絡を取るべきだ。それが、「安い」ウェブの世界の話であったとしてもだ。このアドバイスは、英国の開発会社のDan Bridge氏のものだ。「私の観点では、ウェブアプリケーションを過去13年間開発してきた経験上、あらゆる所で私が見た重要な問題は、その会社の財務を握る部門と開発チームのメンバーとの間のコミュニケーションギャップだ。私のアドバイスは、あまりバズワードに意識を捕らわれすぎないようにすべきだというものだ。財務部門と協調し、自分のプロジェクトをビジネスの観点から見るべきだろう」(Bridge氏)
10: 小さく考える
Web 2.0の美点は、実験に大量の資金や時間を投資する必要がないということだ。小さなプロジェクトには生き残る道があることが多い。実際、今日のレイオフに満ちた世界では、小さいことは大きなことだと考えることもできる。あらゆるソーシャルメディアツールやサイトを調べ、そしてそれらのアイデアを社内や会社の持つサイトで生かすことができるかを考えることだ。英国サウスハンプトンの新技術コンサルタント、Ian Hughes氏は、「私はいつも、Web 2はWeb do(ウェブを実際に使ってみること)だと言っている」と述べている。「何人かに無料でブログをやらせ、セカンドライフでブレーンストーミングをさせ、Deliciousでブックマークを共有させてみるといい。そういったことは、実際に必要のある、ソフトウェアのインストールでは動かされるのではない文化的な変化に対する意欲をテストすることになる」(Hughes氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ