Microsoftは「Office Live Small Business(OLSB)」のウェブサイトで、“無料のウェブサイト、ドメイン名、ウェブホスティングサービスを小規模企業向けに提供する”と宣伝している。だが、少なくともOLSBの無料サービスのうち、ドメイン名の更新は10月1日より有料になりそうだ。
ある読者が私の元に、家族が先日受け取ったというOLSBチームからの通知を送ってくれた(この読者の身元を明かさないため、一部「XXXX」に変えた)。
お客様のドメインサービスに関するポリシー変更についてのご連絡です。2009年10月1日より、ドメイン名更新については無料となりません。お客様のカスタムドメインである「XXXX.com」が更新を迎える際、年間更新料金として14.95ドルをXXXXの期限が切れるまでにお支払いいただくことになります。
このポリシー変更にあたり、現時点でお客様が何かを行う必要はありません。ですが、お客様のドメイン更新に関する通知をドメインの期限の約45日前にお受け取りになった際、通知どおりに年間更新料金をお支払いいただく必要があります。更新料金をお支払いいただけない場合は、該当するドメイン名が関連する電子メールも、自動的にご利用いただけなくなります。お客様のウェブサイトは引き続きアクティブですが、“http://yourname.web.officelive.com”のようなウェブアドレスになります。
この読者が受け取ったドメイン登録有料化の通知が、すべてのOLSB顧客に適用されるのかについてMicrosoftに問い合わせた。答えは「イエス」だ。
詳細については、新しい価格ポリシーに関するFAQサイトを参照されたい。
前述の読者と私は、Microsoftが今後、有料化という動きを他のOLSBサービスにも拡大するのではないかと考えた。だが、Microsoftはこの質問に具体的に答えていない。以下が同社の広報担当の回答文だ。
「他のサービスについては、Microsoftは今後も、起業家が必要とするコア機能--ウェブサイト構築、ウェブホスティング、電子メール、ドキュメント保存と共有--の強化にフォーカスする。ウェブサイト開発ツールは無料で、有料サービスはカスタムドメイン名登録のみだ」。
Yahooも昨年、「Yahoo Small Business」のドメイン更新価格を約35ドルに値上げした。他のドメイン名登録/ホスティングサービスは価格を下げており、割引などを利用すれば7ドルラインまで下がるところもある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ