#8:この種のサポートとしては最初である
Microsoftが従来製品に対してこの種のサポートを提供するのはこれが初めてである。Exchange 2000にはExchange 5.5が含まれていたものの、それはExchange 5.0のユーザーに対して移行パスを提供するためのものでしかなかったのである。Microsoftは、顧客が両方の製品を実際に使用し続けることを想定していなかったのだ。同社はWindows XPをWindows 7の一部とするという前例のない決断を下したわけである。
#9:軽量OSへの扉が開かれることになる
Windowsは、昔から肥大化したOSであると言われてきた。Windowsが肥大化する理由の1つとして、Windowsのほとんどのバージョンには、過去のバージョンに対する後方互換性を提供するためのコードが大量に含まれているということが挙げられる。こういった互換性を実現するために仮想化を用いることで、MicrosoftはWindows 8におけるOSのコア部分のサイズを大きく削減できる可能性がある。
#10:将来的にプラグインが提供される可能性も出てきた
Microsoftが仮想化技術を用いてWindows XPからWindows 7への橋渡しを行うという方法を採ったことで、将来的にOSのプラグインが提供される可能性も出てきた。ユーザーの利用したい過去のOSを選択できる機能がWindows 8に搭載されても、もはや驚くほどの話ではないのだ。MicrosoftはWindows 8において、Windows XPやWindows Vista、Windows 7を利用できるようにする仮想化プラグインを提供するようになるかもしれないのである。同社はこの方法を用いることで、不要なレガシーコードを実装することなく、顧客が必要とする後方互換性を提供できるようになるわけである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ