#4:他の人にうまく「ノー」と言えますか?
あなたが会社で「ドクター・ノー」(「ノー」と言う役割を担う人)と呼ばれたくないのであれば、その役割を分担してくれるメンバーがチーム内に必要となる。とは言うものの、他の人に駄目出しをしたくてウズウズしているような人はもちろん願い下げだろう。実際のところは、「他の人に対してノーと言うことに抵抗を感じます。私は自らの責任を果たすことに注力するだけです」といった答えが返ってくることの多さに驚く結果になるかもしれない。
#5:「本当のところ」、変化への対応能力は高いですか?
この質問はどの面接官も尋ねるため、当然のことながら応募者は皆、答えを準備している。例えば「柔軟性を持ち、新しい環境に適応することは重要だと考えています。私は以前、[ここには、変化への対応能力を示すような経験談が入る]・・・」といった答えが返ってくるのである。このことはマネージャーにとって深刻な問題となる。というのも、世の中の変化のスピードは加速しているにもかかわらず、そういった変化に困惑を感じている応募者も極めて多いためである。面接においてこういった応募者を判別するには、単刀直入に問いかけ、相手が準備していた答えをどこかの時点で捨て去って率直に話し合えるようになることを願うしかないのかもしれない。
#6:あなたは調達屋として有能ですか?
面接における一般的な質問は、応募者の問題解決能力に的を絞っている。しかしこの質問は、リソースが十分ではない環境において、必要なリソースを何とかして確保するという応募者の能力に焦点を当てているのである。(映画「大脱走」でジェームズ・ガーナーが演じた「調達屋」のことを思い出してほしい。彼はカメラやパイプなど、捕虜たちの脱走計画に必要となるあらゆるものを調達してくるのである)。