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デル、同社のストレージ事業を支える「仮想化環境での優位性」を説明

大河原克行

2009-08-24 18:12

 デルは8月24日、同社のストレージ戦略について、報道関係者を対象に説明会を実施した。

 同社では、「DELL|EMC」「PowerVault」のストレージ製品に加えて、2007年に買収した「EqualLogic(イコールロジック)」製品を市場投入しており、ストレージ事業の拡大を図っている。

Travis Vigil氏 Dell、デルストレージシニアマネージャのTravis Vigil氏

 「iSCSIストレージプラットフォームでは世界第1位。WindowsとLinuxのストレージプラットフォームでも世界第1位となっている。EqualLogicを買収して以降、ストレージ事業の売上高は100%増加しており、この第1四半期の売上高成長も前年同期比75%増となっている」(Dell、デルストレージシニアマネージャのTravis Vigil氏)とするほか、「競合ストレージベンダーが、2009年第1四半期実績で、相次ぎ対前年比2桁のマイナス成長となっているなか、オープンストレージ分野において、Dellは唯一プラス成長を維持しており、最も勢いがあるストレージベンダーだといえる。また、DELL|EMC、EqualLogic、PowerVaultのすべての製品でiSCSI対応を図っており、iSCSI-SANの市場創出をリードしている」(デル、ラージ・エンタープライズマーケティング、ジャパンマーケティング本部シニアブランドマネージャの小松原真一郎氏)とする。

 デルのストレージが高い実績を誇っている背景には、仮想化環境における優位性があると、Vigil氏は語る。

 「EqualLogicは、仮想化において、複数のノードやデバイスを管理することがないため、管理コストを大幅に削減できる。またひとつの仮想化プールにおいて、複数の世代のハードウェアを共存させながら運用管理し、コストを削減できる。EqualLogicを仮想化ストレージとして導入することで、調達コストを最大71%、運用コストを最大75%削減できる」(Vigil氏)

小松原真一郎氏 デル、ラージ・エンタープライズ マーケティングジャパンマーケティング本部シニアブランドマネージャの小松原真一郎氏

 また、「Dellが主要な仮想化ソリューションにおいて、スナップショットを統合するなどの緊密な関係を取れるのは、サーバ事業において、VMWareを最も販売しているベンダーであり、マイクロソフトのHyper-Vにおいても同様であることが影響している」(デル、システムズ・ソリューションズ統括本部イコールロジックビジネス本部本部長の小島由理夫氏)とする。

 Gartnerの調査によると、中規模企業においては、2015年までに全サーバの仮想化を計画している企業が70%に達し、さらに、75%のユーザー企業がサーバ仮想化を視野に入れてストレージの再設計を開始しているという。「今後、仮想化をベースにしたストレージ導入が、さらに加速することになる」(Vigil氏)というわけだ。

小島由理夫氏デル、システムズ・ソリューションズ統括本部イコールロジックビジネス本部本部長の小島由理夫氏

 加えて、ファイバチャネル・オーバー・イーサネット(FCoE)に関しても言及。「FCoEは、iSCSIと競合すると見ている人もいるが、Dellは補完するものであるとの見解を持っている。というのも、10GビットEthernetに移行するための橋渡し、あるいはステップのひとつだと見ているからだ。実際、ユーザーの声を聞いても、長期的にFCoEを使用するとしたユーザーは25%に留まり、残りのユーザーは、FCoEを介して、将来的にiSCSIへの移行や、ハイブリッド環境での利用を考えている」などとした。

 また、ヒューレット・パッカード(HP)が発表した中堅・中小企業向けのHP LeftHand P4000 SANソリューションについてもコメントし、「EqualLogicは、各ノードにデュアルコントローラを持っているのに対して、HPのLeftHandは、シングルコントローラとなっている。EqualLogicと同じ可用性を実現しようとするのであれば、2つあるいは3つのノードを持つ必要がある」などとした。

 また、2009年後半には10Gビットイーサネットへの対応を図るとし、「10Gビットの環境においても、同等の8Gビットファイバチャネル構成と比較して、最大で71%のコストを削減できる」と語った。

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