Panda Security、過去20年に発生した「殿堂入り」脅威をイラストとともに紹介

永井美智子(編集部)

2009-08-31 11:52

 Panda Security Japanは8月28日、過去20年間に発生した個人や企業に危険を与える脅威のうち、「殿堂入り」となった14件を選出し、公表した。

 選ばれた14種類の脅威は以下のとおり。いずれも、イメージイラスト付きで紹介している。

  • Friday 13(Jerusalem):13日の金曜日になると、感染させたコンピュータ上で実行されるすべてのプログラムを削除する
  • Barrotes:1993年に出現。1月5日まで潜伏した後にモニター上にさまざまな種類のバーを表示する
  • Cascade(Falling Letters):感染すると、モニター上の文字が滝のように流れ落ちる
  • CIH(Chernobyl):システム内のデータを破壊する。1週間をかけて数千台のコンピュータを感染させた
  • Melissa:感染したPCから、大量の宛先にウイルス付きの電子メールを送信する。拡散手法にソーシャルエンジニアリングを採用した
  • ILoveYou(Loveletter):「I LOVE YOU」という件名のメールで感染拡大。ペンタゴンを含む世界中の数百万台のコンピュータに感染した
  • Klez:Outlookのアドレス帳に登録されている全てのアドレス宛にウイルスを添付したメールを送信。奇数月の13日に感染活動を行う
  • Nimda:感染したコンピュータのアドミニストレーター権限を取得する
  • SQLSlammer:SQL Server 2000の脆弱性を利用して、コンピュータのメモリ内に侵入する。数日間で50万台以上のサーバーに影響を与えた
  • Blaster:Windowsが使用するプロトコルのRPC(リモート プロシージャ コール)に存在するセキュリティホールを悪用して感染
  • Sobig:PC内に保存されたデータからメールアドレスを取得し、ウイルス自身を送りつける。1日の攻撃で自身のコピーを100万以上作成した
  • Bagle:トロイの木馬型ウイルスで、もっとも多くの亜種が出現した
  • Netsky:Sasserウイルスの作者が作成し、Internet Explorerの脆弱性を悪用した
  • Conficker:Microsoft Server サービスに含まれる脆弱性を悪用した最新の脅威

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