編集部からのお知らせ
記事まとめ「サードパーティークッキー問題」公開
記事まとめ読み:GIGAスクール

中堅・中小企業のためのPCセキュリティ:各社製品の特徴をまとめる - (page 4)

岩上由高(ノークリサーチ)

2009-09-03 11:19

シマンテック「Symantec Endpoint Protection Small Business Edition」

 シマンテックも「Symantec AntiVirus Corporate Edition」などで、中堅・中小企業に広く浸透しているベンダである。その同社が提供するスイート製品が「Symantec Endopoint Protection Small Business Edition」である。

 管理コンソール機能を提供するサーバ側モジュール「Symantec Protection Center」によって、手軽に通知機能やレポーティング機能を利用することができる。特徴的なのは統合されたIPS(Intrusion Protection System:侵入防御)機能である。複数種類のシグネチャ(攻撃や脆弱性の特徴を記述したデータ)からなる多段階の防護壁を設け、それをウェブ(HTTP)、メール(SMTP)、FTP、SSHといった複数の通信手段に対して適用するといったネットワークの観点からの対策を講じている。

 また、マルウェア対策としては「独自の振る舞い分析」による未知の攻撃への対処に加え、「ダイレクトボリュームスキャン」機能を活用したルートキット対策を備えている。ルートキットとはシステムの深部に介在することで、マルウェアの存在をユーザーから隠してしまうソフトウェアを指す。OS上で動作する通常の防御方法ではルートキットに隠蔽されたマルウェアを検出することは難しいが、OSを介さずに直接ディスク内を走査する「ダイレクトボリュームスキャン」であれば、隠されたマルウェアを見つけ出すことができるわけである。

 配備面においては「危険度の高いアプリケーションの導入/利用を禁止できる機能」の他に、「Active Directoryのディレクトリ構造をインポートできる機能」を備えている。アカウント情報を統一的に管理するには重宝する機能だろう。

 ウェブやメールだけでなく、それ以外の通信手段も利用している中堅・中小企業においては、同製品が統合的なセキュリティ対策の有効な選択肢になってくると思われる。

参考

Symantec Endpoint Protection Small Business Editionの特徴(画像をクリックすると拡大します) Symantec Endpoint Protection Small Business Editionの特徴(画像をクリックすると拡大します)

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

関連記事

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 運用管理

    最先端のデータサイエンティストでいるための5つのヒント—AIによる高度化でデータの達人であり続ける

  2. ビジネスアプリケーション

    経理部門 554人に聞いた「新しい経理部門の働き方」 その実現に向けた具体的な行動指針を解説

  3. セキュリティ

    パンデミックに乗じたサイバー攻撃に屈しない 最新の脅威分析レポートに見る攻撃パターンと対応策

  4. 運用管理

    DX時代にIBM i は継続利用できるのか? モダナイゼーション実施で考えておくべき5つの視点

  5. セキュリティ

    サイバー攻撃でPCに何が起きている? サイバーディフェンス研究所の名和氏が語るフォレンジックのいま

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]