Windows XPで無効化してはならないサービス10個 - (page 2)

文:Scott Lowe(Special to TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子

2009-09-08 08:00

#4:Print Spooler

 世の中に存在するどのようなコンピュータでも、いつかは印刷に使う必要が出てくるはずである。あなたのコンピュータで印刷を行う可能性があるというのであれば、Print Spoolerサービスを無効化するべきではない。このサービスはシステムにおけるすべての印刷アクティビティを管理するものなのである。プリンターに接続されていないコンピュータであれば、Print Spoolerサービスを無効化しても大丈夫だと思う方もいるかもしれない。そういった考え方は、技術的には正しいものの、実際に無効化する利点はないと言えるだろう。プリンタを入手しようと決めた際には、無効化していたことを思い出し、再び有効化しなければならないのだ。さもなければ、印刷できないというトラブルにイライラさせられることになるだろう。

 Print Spoolerが稼働していなければ、ローカルPC上で印刷を行うことはできない。

#5:Remote Procedure Call(RPC)

 Windowsというものはかなり複雑なOSであり、それを構成するプロセスの多くは互いに通信し合う必要がある。こういった通信を可能にしているサービスがRemote Procedure Call(RPC)なのである。RPCサービスのおかげで、プロセスは他のプロセスと、そしてネットワークを介して互いに通信を行うことができるのだ。また、Print SpoolerやNetwork Connectionsといったその他の重要なサービスが機能できるのもRPCサービスのおかげである。このサービスを無効化するとどんな悪影響が生じるかについては、このページ(英語)のコメントを参考にしてほしい。

 このサービスを無効化すると、厄介なことになる。システムが起動しなくなるのだ。このサービスを無効化してはいけない。

#6:Workstation

 Workstationサービスはその他の多くのサービスと同様、リモートのネットワークリソースへの接続に関係している。具体的には、Microsoft Networkサービスによって検出されたリソースとの接続および通信を可能にするものである。数年前であれば、このサービスを無効化することは良い考えであると言っていただろう。しかし、家庭におけるネットワーク化が進み、共有プリンタや、リモートのWindows Mediaデバイス、Windows Home Serverといったものが登場したことによって状況は変化したのだ。今日では、このサービスを無効化するメリットは少なく、逆にデメリットの方が多いのである。

 Workstationサービスを無効化すると、コンピュータはリモートのMicrosoft Networkリソースに接続することができなくなる。

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