レッドハット、KVMを統合したRed Hat Enterprise Linux 5.4の提供を開始

ZDNet Japan Staff

2009-09-08 11:54

 レッドハットは9月8日、サーバOSの新バージョン「Red Hat Enterprise Linux 5.4」の提供を開始すると発表した。2月に予告していたとおり、買収したQumranetの仮想化技術「KVM」(Kernel-based Virtual Machine)をOSに統合している。

 Red Hat Enterprise Linux 5.4(RHEL 5.4)は、仮想化技術への対応が大きな特徴。オープンソースの仮想化技術であるKVMを統合するため、カーネルの機能として仮想化環境が提供される。ただし、これまで対応してきた仮想化技術「Xen」も継続してサポートされる。そのほか、SR-IOV、NPIV、VT-dといったハードウェア仮想化機能にも対応している。

 Red Hat Enterprise Linuxの製品ラインアップと価格は、CPUソケット数および仮想化ゲスト無制限の「Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platform」のサブスクリプション価格が1サーバあたり年間19万5000円(税別)から、2CPUソケットおよび4仮想化ゲストまでの「Red Hat Enterprise Linux」が年間9万6800円(税別)から、1CPUソケットまでの「Red Hat Enterprise Linux 5 Desktop」が25台あたり年間27万5000円(税抜)から。いずれの製品もライセンスは無償で、テクニカルサポート、製品アップグレード、修正プログラムの提供を含む価格となっている。また、サブスクリプション有効期間内のRHELユーザーは、追加料金無しでRHEL 5.4にアップグレード可能。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

  5. セキュリティ

    VPNの欠点を理解し、ハイブリッドインフラを支えるゼロトラストの有効性を確認する

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]