ソフトウェア資産管理評価基準Ver2.0は、SAMの標準規格であるISO/IEC19770-1に準拠した評価基準で、レベル0の「管理が存在しない段階」からレベル5の「最適化されている段階」まで6段階のレベルが設けられている。
SAM N@VIでは、レベル3の「定義されている段階」への到達を主な目標としている。サービス価格は現在のユーザー企業における管理水準やPCの導入規模によって異なっている。
SAMを一応は実施しているものの、組織的ではなく管理者の思いつきレベルで、反復および継続的に行われていない「初期/場当たり的な段階」(レベル1)の企業で、PCの導入台数が5000台の場合、レベル3までの支援サービスを約2000万円で提供する。
既に経営者レベルでSAMの重要性に気付いており、一定のプロセスが用意されているが、そのプロセスがうまく運用できていない「反復可能な段階」(レベル2)の企業であれば、PCの導入規模が同じ5000台でも、500万円程度の費用でレベル3への到達が可能としている。
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多数のPCが社内に存在する企業の間では既にPC資産管理ツールが広く使われているが、ツールはあくまでハードウェアやソフトウェアの使用状況の収集を自動化するもの。それによって得られたデータを利用して不正使用等のリスクを減らし、IT投資の最適化を行うためには、専門的な知見が必要となる。
SAM N@VIは、コンプライアンスの向上やコスト削減といったSAMのメリットを実効性のある形で得られるよう、企業を支援するのが特徴となる。