SaaS、PaaS、IaaSの相互接続と分業を促進--ネットワンが業界団体設立を表明 - (page 3)

大川淳

2009-09-10 21:31

運営はネットワン、資金やエンジニアも提供

 CBAは実際のビジネスとして展開できるクラウドサービスモデルの検討を図り、10月には参画企業の一般募集を開始する。参画企業としては、SaaS事業者、サーバサービス事業者、データセンター事業者、ソフトウェアベンダー、SI事業者、システム開発会社、セキュリティサービス事業者、運用管理・保守事業者などの参加を想定している。CBAの正式発足後にはサービスモデルの実証実験を開始し、業務管理の仕様の一部は年内に公開される予定だ。

 ネットワンシステムズはCBAの運営事務局を担当するとともに、検証実験のためのクラウド環境を整備して提供する意向。関連会社のエクシードを通じ、米国の3tera製クラウドOS「AppLogic」などが用意される。また、エンジニアリソースのほか、海外のクラウド関連技術会社との交流により得られる技術情報、評価検証などの場を提供する。さらに運営資金も拠出するなど、CBAの活動を多角的にに支援する。

 今回、ネットワンシステムズは、IaaSの基盤を提供するIaaSイネーブラーとしての立場で参加することになる。協力するのは次の企業。

 SaaSイネーブラーのイーダブリュエムジャパン、ビープラッツ。SaaS事業者からは、エイムラック、オロ、コネクティ、スマイルワークス、ソリトンシステムズ。PaaSイネーブラーはエクシードほか4社。

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