独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月11日、ディーアイシーが提供する予約管理用ソフト「yoyaku_v41」にOSコマンドインジェクションの脆弱性が存在すると公表した。なお、この脆弱性は7月31日に公開されたものとは別の問題。
脆弱性が存在するのはyoyaku_v41のバージョン1.10。yoyaku_v41を設置しているサーバ上で、ウェブサーバの権限で任意のOSコマンドを実行される可能性がある。
ディーアイシーはこの脆弱性を解消する最新版を公開しており、アップデートするよう呼びかけている。なお、JPCERT/CCによる脆弱性分析結果では、攻撃経路、認証レベル、攻撃成立に必要なユーザーの関与について、脅威レベルを「高」に、攻撃の難易度についてはある程度の専門的知識や運が必要であるとして「中〜高」としている。