セールスフォース・ドットコムは9月15日、「Force.com Free Edition」の国内提供を発表した。9月1日より提供しており、最大100ユーザーまでが無償で利用できる。
Force.com Free Editionは、クラウド基盤のForce.com上で提供されるサービス。Force.comはいわゆる「IaaS」(Infrastructure as a Service:サービスとしてのインフラ)で、ユーザーは自前のインフラやソフトウェアを持つことなく、Salesforce.comのインフラ上に業務アプリケーションを構築できる。
今回発表されたForce.com Free Editionでは、Force.comで提供されている機能を提供。加えて、サンドボックス開発環境やサンプルアプリケーションのライブラリも提供される。
制限としては、アプリケーションやウェブサイトが1つまで、カスタムアプリケーションが1つまで、ウェブサイトへのアクセスが月25万PVまで、カスタムオブジェクト(カスタム・データベーステーブル)が1ユーザーあたり10個までなど。
同日に開催されたセールスフォース・ドットコム主催のイベント「Cloudforce Japan」では、Salesforce.com 会長 兼 CEOのMarc Benioff氏が基調講演に登壇。mixiアプリとSalesforce.comを連携させる企業向けサービスを発表している。