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サーバを計り売り--エクシード、リソースを増減できる仮想サーバサービス展開 - (page 2)

田中好伸(編集部)

2009-09-17 21:23

 9月21日から受け付けが開始されるLibraだが、今回はユーザー数に制限をかける。具体的な数は示していないが、これは「ユーザー1人でどれだけ使うのかが見えない」(鈴木氏)からだ。2009年内は、ユーザーにLibraを活用してもらい、ユーザーから寄せられる要望を聞く期間と位置付けている。そうした要望に対応した上で2010年からはユーザー数の制限をかけずに活用してもらいたいとしている。

アーキテクチャ Libraのアーキテクチャ
※画像をクリックすると拡大画像が別ウィンドウで開きます。

 Libraのアーキテクチャは、米3teraが提供するグリッドOS「AppLogic」を中核にして、ウェブフロント、仮想マシン、データセンターなどの各レイヤをAPIでつなげている。Libraの開発について鈴木氏は「Libraは、VMwareやXen、KVMといった特定の仮想化技術に依存しないことを念頭に開発された。特定技術に依存しないオープンなアーキテクチャにすることで、誰でも参加できるようにしている」と説明する。

 鈴木氏がこう話すのは、Libraはエクシード1社で完結させようとしていないからだ。さまざまな個人や企業がLibraの上に技術を持ち寄ることで、新しいサービスを提供できる基盤としてLibraを発展させようとしている。

 Libraの今後の方向性としては、「マルチグリッドをサポートできるようにしたい」(鈴木氏)としている。現在、Libraは単一のグリッドの上で稼働しているが、将来的には、異なるグリッドにある仮想マシン同士が通信できるようにしていく方針だ。これが可能になれば、災害復旧(DR)用途としてLibraを活用できるようになる。

 Libraは開始当初、7つのテンプレートが用意されているが、先の説明にあったようにテンプレートを拡充していく。鈴木氏は「(アップルの)AppStore的なテンプレートのマーケットができるようにしたい」と話している。加えてLibraが大規模ストレージに対応できるようにしたいとも鈴木氏は話す。「イメージ的には(Amazon Web Servicesの)S3のように展開したい」としている。

 鈴木氏は、Libraのソースコードをオープンソースとして公開することを検討中だ。ライセンスとしては「おそらくGPL v3になるだろう」としている。これは、ソースコードを公開することで、さまざまな個人や企業の参加が得られるからだ。

 エクシードは、先日発表されたネットワンシステムズを中心となって設立される業界団体「クラウド・ビジネス・アライアンス」への参加を表明している。エクシードは、LibraのAPIを公開することで、LibraをPaaS(Platform as a Service)として活用してほしいとしている。

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