返事と言及(mention)
Twitterでは、他のユーザーの投稿に直接応答する場合に「返事をする」と表現する。例えば、Sascha Seagan氏(PC Magazine編集者)の最近のつぶやき「I'm back from vacation. What I learned: Yes, AT&T coverage is much better outside NYC.」(今、休暇から帰ってきたところだ。わかったこと:やはり、ニューヨーク市の外に出た方が、AT&T携帯の受信状況はずっと良くなる)に対して、筆者は「@saschasegan In Midwest, AT&T network is infinitely better than NY or SF, but still not as reliable or widespread as Verizon.」(@saschaseganへ:中西部におけるAT&Tネットワークはニューヨークやサンフランシスコに比べると遥かにましとはいえ、Verizonに比べると信頼性やサービスエリアの広さという点で見劣りする)というかたちで返事をした。
見てもらえれば分かるように、返事の最初にアットマーク記号(@)、そしてTwitterのユーザー名が続いている。twitter.comのホームページでは、つぶやきの上にマウスを移動させ、「〜に返事する」の矢印をクリックするだけで簡単に返事を返せるようになっている。このようにしてクリックすると、「いまなにしてる?」というボックスに「@ユーザー名」が自動入力されるため、後はそれに続いてつぶやきの内容を入力すればよい。また、Twitterクライアントソフトウェア(詳しくは下記参照)を使用しても、こういった返事は簡単に返せる。
返事と似ているものに「mention」がある。これはあるユーザーに「言及」するという意味であり、Twitter上のユーザーを「@ユーザー名」という形式で名指しするわけである。例えば、「While I was in New York today I had lunch with @ldignan to discuss our coverage plans for Windows 7 on ZDNet and TechRepublic.」(今日、ニューヨークで @ldignan と一緒にランチをとりながら、ZDNetおよびTechRepublicにおいてどのようにWindows 7を取り上げていくかについて議論した)のようにつぶやくわけである。
また、つぶやきの中に現れる「@ユーザー名」はいずれも、そのユーザーのTwitterプロフィールページ(このページには、フォローの開始を行うためのボタンがある)へのリンクとなっていることに注意してほしい。さらに、あなたのページ(「ホーム」)の右側には、あなたの「@ユーザー名」が表示されているはずである。これをクリックすると、あなたのつぶやきに対する返事と、あなたについて言及しているつぶやきがすべて表示される。この便利な機能を使うことで、あなたのフォローしていない人があなたについて言及している内容や、あなたに対する返事の内容をチェックできるわけである。
ダイレクトメッセージ
Twitter上で誰かに返事をしたいものの、その内容を他のユーザーに読まれたくない、あるいはその内容が他のユーザーには役に立たないという場合もあるだろう。そういった場合には「ダイレクトメッセージ」を送ることができる。
twitter.comからこういったことを行うには、ダイレクトメッセージを送りたい相手のプロフィールページを開き、右側にある「操作」の下の[メッセージ]リンクをクリックすればよい。ただし、ダイレクトメッセージを送ることのできる相手は、あなたをフォローしているユーザーに限られるという点に留意してほしい。この制約は、ダイレクトメッセージ機能がスパマーに利用されることを防ぐためのものである。
また、相手がTwitterを常用している場合、ダイレクトメッセージ機能をインスタントメッセージ感覚で用いることにより、相手の注意を引くことも可能である。さらに、この機能を利用することで、電子メールよりも迅速にコンタクトをとることができるうえに、テキストメッセージやインスタントメッセージほど相手にプレッシャをかけないようにすることもできる。