NRIセキュアテクノロジーズ(NRIセキュア)は9月28日、「クリプト便」の新サービスとして「クリプト便メール連携サービス」を開始したと発表した。添付ファイル付きメールからファイルだけを自動的に取り出し、安全・確実に宛先に送信することが可能となる。
クリプト便は、ブラウザを通じて専用サイトにアクセスし、ファイルを暗号化して安全に送受信するASP型サービス。今回のメール連携サービスでは、送信時にブラウザでクリプト便の専用サイトにアクセスする必要がなく、メールを送信する際にはサーバが自動的に添付ファイルを切り離し、受信者にはワンタイムURLを通知する。受信者は指定されたパスワードを入力することで、ウェブサーバからファイルを取得する。
またメール連携サービスでは、メールサーバからNRIセキュアの専用ゲートウェイを中継するよう、管理者がサーバの設定変更をするだけで利用できるため、専用機器の導入やソフトウェアのインストールなどが不要だ。このほか、受信者がファイル受信する前であれば、管理者によるファイル送信取り消しが可能という、メールの誤送信対策として有効な機能なども搭載する。