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CIOはビジネスマインドを養え - (page 2)

聞き手・文=松岡功

2009-10-29 08:00

――最後に、これまでお話しされていない観点で、日本のCIOの皆さんに何かアドバイスがありましたら、お聞かせください。

日高 では2点、お話ししておきましょう。

 1点目は、これまでもよく言われていることですが、CIOはITの専門用語ではなく、常にビジネス用語で話しましょうと。厳密に言うと、ITのことをビジネス用語で話してください、ということです。CEOをはじめとした経営陣はもちろん、全社員へのアカウンタビリティ(説明責任)を果たすためにも、CIOであればそこがスタートラインだと思います。

 2点目は、たとえばIT投資の新たな案件についてCEOの判断を仰ぐ際は、ビジネスへの貢献度合いとコストの異なる3つくらいの選択肢を、それぞれ異なる理由もあわせて提示するようにしてください。加えてリスクの程度も明示しておきましょう。それによってCEOは、投資するかしないかだけでなく、どれくらい投資すればよいか、という方向にも判断の選択肢を広げることができるようになります。

 一方で、そうした選択肢をIT部門に作らせることで、IT部門のビジネスマインドを醸成することもできます。CIOが孤軍奮闘するだけでなく、自らが率いるIT部門のビジネスマインドも引き上げる。これも、もちろんCIOの非常に大事な役目です。

日高信彦氏

日高信彦(HIDAKA Nobuhiko)

ガートナー ジャパン代表取締役社長。
1976年東京外語大外国語部卒業後、日本アイ・ビー・エム入社。27年にわたり同社のビジネス・ソリューション事業で数多くの業績を残す。1996年、アプリケーション・システム開発部長。1999年、CRM社内ベンチャー・コアポイントのアジア・パシフィック担当ジェネラルマネジャー。2001年、アジア・パシフィックCRM/BIソリューション統括。2002年、eビジネス・ソリューションズ CRMソリューションズ参与。
2003年4月、ガートナー ジャパン株式会社代表取締役社長に就任。
テクノロジのトレンド、マーケットのトレンド、他のユーザーがどのようにITを使いこなしているのかという3つの情報を正確に、満遍なく収集し、同時に、ガートナーに蓄積されたグローバルな情報をベースに、迅速かつ的確なアドバイスで日本企業の経営戦略策定をサポートしていくことを掲げている。
ガートナー ジャパンでは、2009年11月11日〜13日に「Balancing Cost, Risk and Growth―ITで挑む、視界ゼロ時代の競争と成長―」をテーマに「Gartner Symposium/ITxpo 2009」を開催する。
Gartner Symposium/ITxpoは、ガートナーが毎年、企業のCEOおよびCIOをはじめとするITリーダー向けにリサーチの集大成を発表している世界最大級の戦略的ITイベント。本シンポジウムでは、CIO向けの提言を含め、さまざまな角度からITでビジネスの競争と成長に挑むための具体的指針・施策・展望を提言する。

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