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エンタープライズ進出へと歩を進める「Ubuntu 9.10」

文:Jack Wallen(Special to TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子

2009-10-19 08:00

 Ubuntu 9.10の登場によって、企業におけるLinuxの採用が進んでいくと考えている筆者が、近々リリース予定の同OSの新しい機能と強化された点を紹介する。

 2009年10月29日にUbuntuの最新バージョンであるUbuntu 9.10がリリースされる予定となっている。Ubuntuがこのバージョンにおいて、エンタープライズも含む企業での採用を促進するための大幅な機能強化を図っているということは、誰の目から見ても(懐疑論者の目から見ても)明らかだろう。

 この新バージョンがリリースされる前であっても、筆者はUbuntuがLinuxの最高峰であり、デスクトップ界を席巻する力を持ち合わせていると述べていただろう。Ubuntuはユーザーフレンドリーなインターフェースを備えており、インストールも容易。安定かつセキュアであり、デスクトップコンピューティングに必要なものをすべて(ただしゲームは除く)備えている。しかし今回、さらにレベルの向上が図られている。このため、Ubuntu 9.10(開発コード名「Karmic Koala」)が企業向けのデスクトップの最高峰への道を突き進んでいることは間違いではないと考えている。

 あなたが否定論者である場合、こういった見解を鼻で笑い、/dev/nullに捨て去ろうとするかもしれない。しかしそういった態度を取る前に、Ubuntu 9.10の新機能(そして従来機能の改善点)に目を向けてほしい。こういった多くの新機能を見れば、Canonicalがエンタープライズ向けのデスクトップ分野への進出に向けて静かに牙を研いでいることは明らかだろう。では、そういった機能を紹介することにしよう。

 起動時間:Ubuntuは既に、起動プロセス大きく進歩させてきている。Ubuntu 9.04がリリースされた際における起動時間の目標は、10秒の壁を破るというものであった。Ubuntu 9.10ではその壁に迫っている。筆者がテストしたアルファ版ではこの壁を破ってはいないものの、20秒を切るところまで達成できている(なお、筆者は仮想環境でテストしていたため、PCのリソースを100%活かせていたわけではない)。

 Software Center:これは、エンタープライズ向けに追加された重要な機能である。アプリケーションの追加と削除ツールが消え去り、Software Centerに取って代わられている(ゆくゆくはSynapticパッケージマネージャも統合される予定である)。このツールはアプリケーションの追加と削除ツールと同じ方法で用いられるものの、従来のツールではできなかったことが行えるようになっている--それは商用ソフトウェアの取り扱いである。そう、エンタープライズ(あるいは中小企業)のユーザーは、Software Centerにアクセスすることで、エンタープライズ向けの有償ソフトウェアも含めて、あらゆるタイプのソフトウェアを購入できるようになっているのだ!極めてユーザーフレンドリーなツール1つですべてのことが行えるようになっているわけである。

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