
ビットアイルの第4データセンターは、空調のしくみに大きな特徴があり、「コールドアイルチャンバー方式」と呼ばれる手法を採用している。「コールドアイル」は冷却通路、「チャンバー」とは仕切られた空間といったほどの意味だ。ラックと天井の間に壁を設けることで、ラック間に「コールドアイル」をつくり、そこに床下あるいは天井から冷気が送り込まれる。サーバの吸気部から自然にラック内部へ冷気が流れる構造で、ラック内部の熱気は逆に外部へと押し流されるという。以前は全体を冷却するやり方だったが、この方式は必要な部分を局所的に冷却できる。コールドアイルチャンバー方式の採用で冷却効率が上がり、従来比で消費電力を約20%低減化できたという。画像は「コールドアイル」(冷却通路)