(2)の精度向上は、予算、業績、リスク管理業務で使われる多種多様なExcelシートの転記や集計処理をあらかじめ設定して、人手を介さないことでミスを防止、取りまとめ管理者の集計、報告作業の精度の向上が可能になるというものだ。更新すべきExcelシートのバージョン間違い、計算式、マクロの改変、担当以外のデータ変更なども抑制されることから、現場での入力作業の精度も向上させられるという。
(3)の期間短縮は、複数のExcelシートの集計作業や報告リポートの作成が自動化されることで、経営判断に必要な情報を迅速に提供できるというもの。BI機能で多角的な分析、シミュレーションも即座に展開できるという。
Attack Board経営管理ソリューションは、既存のExcel資源を活用できることから、現場のオペレーションを変更する必要がない。現場担当者は新たにトレーニングする必要がなく、システム導入直後からスムーズな定着が可能としている。
Excelにある予算、目標値などのデータと、基幹業務系、財務会計システムと連携したデータから、BIの機能を活用することで経営者は、よりリアルタイムに近づいた経営情報の確認や分析ができるという。TISのリスク管理ノウハウをもとに設計されたリスク管理テンプレートを活用することで、予算、業績目標達成に影響を与えるリスクを管理、より的確な意思決定が可能になり、見通しの精度が向上するとしている。
価格はAttack Boardのエンジンライセンス料が200万円から、となっており、これにシステム導入作業や予算作成プロセスの実装作業などの費用がかかる。TISは今後3年間で3年間で100社への導入を目標にしている。
