Microsoftは9月、「Microsoft Desktop Optimization Pack(MDOP)」計画を見直し、「Windows 7」のローンチに合わせてWindows 7向けのバージョンを企業顧客に提供すると述べていた。
米国時間10月20日、MDOPチームは最新版「MDOP 2009 R2」のダウンロードサービスを開始したと発表した。MDOPを購入しているSoftware Assuranceライセンスユーザー企業は、MDOP 2009 R2の正式版をダウンロードできる。MDOP顧客以外でも、MSDNとTechNetに加入していれば最新版を評価できる。
MDOPは、実装にフォーカスしたツールを集めた機能パックだ。Microsoftは当初、MDOPに含まれる6つのツールをすべて更新した最新のMDOPを2010年前半に提供する予定だった。だが、MDOPチームはまずWindows 7にフォーカスしたバージョンを公開し、2010年に最新の仮想化ツール「MED-V」がリリースされた後に、サービスパック経由でMED-Vツールを提供するという計画に変更していた(MED-Vは、Microsoftが2008年に買収したKidaroの技術を土台としたアプリケーション仮想化ソフトウェア)。
MDOPの顧客は10月20日より、Microsoft Volume Licensing Site(MVLS)でMDOP 2009 R2をダウンロードできる。顧客ではないがMDOPを評価したい人は、MSDNとTechNetから入手できる。
MDOP Team Blogの記事によると、Microsoftは「MED-V 1.0 SP1」のベータ版を2009年中に開発するようだ。正式版はこれまで通り、2010年第1四半期にリリースを予定しているという。
MED-V以外のMDOPのツールである「Asset Inventory Service(AIS)2.0」も、ベータテスター向けに公開されている。最新版には、ハードウェアインベントリ、「Silverlight」ベースのインターフェースなどの新機能のほか、拡張性が改善され、仮想アプリケーションの追跡機能も加わっている。AIS 2.0ベータ版の登録は10月24日に終了する。正式版は、2010年前半にリリースの予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ